インターネットリサーチの概要から調査方法まで!

若年層リサーチ結果を発信する「TesTee Lab」では、今までは調査記事を中心に記事を公開してきましたが、その中でリサーチについてのご質問を数多く寄せられてきました。

今回は、ネットリサーチ実施を検討されている方やネットリサーチにご興味がある方に向けて、そもそもインターネットリサーチとは?どうやってやるのか?など、必要事項をまとめました。

インターネットリサーチ業界とは?

インターネットリサーチ業界とは、インターネット上に記録されたデータやアンケート調査を用いて、様々な情報を収集したり、情報をより深く理解するための分析を事業としている企業群を指します。

今までも市場調査への需要は十分にありましたが、インターネット上での広告や販売戦略が複雑化したこと、消費者における需要の多様化など、リサーチ業界の持つ役割はより重要性を増しています。

また、データの収集・分析だけではなく、調査結果をもとに広告戦略やサービス改善の提案などPDCAサイクルを迅速化させる仕事であるといえます。

リサーチ業界について詳しくはこちら

リサーチ業界の市場規模は?

日本の市場調査業界の市場規模(2017年度)は2,147億円で、前年(2016年度)に比べると2.3%増加しており、年々拡大傾向にあります。※一般社団法人日本マーケティング・リサーチ協会調べ

中でもインターネット調査は年々増加しており、2012年度の523億円と比較すると5年間で約150億円増加と、市場規模の拡大は目まぐるしいものとなっています。

さらに、近年のスマートフォンの普及、メディアやプラットフォームの増加、サービスの多様化により、消費者の動向・意向をスムーズに調査することができるインターネットリサーチの需要は今後も高まっていくと予想されます。

リサーチの市場規模について詳しくは「高まるネットリサーチ需要!市場の移り変わりと市場規模」も御覧ください。

リサーチを通して得られるメリットとは?

ネットリサーチのメリットとしては大きく分けて5つです。

・スピードが早い
・回収数の多さ
・ターゲットを絞りやすい
・コストが抑えられる
・多様な調査設計

スピードが早い
従来の紙や対面での調査では、アンケート配布や回収・集計に莫大な時間がかかる一方で、インターネットリサーチでは、集計・回収時間ともに従来のアンケートよりも早く実施できます。

回収数の多さ
日本全国いつでも回答できることから、多くの回答者を集めることがネットリサーチでは可能となっています。

一般的には、回答者の母数は300〜400ssが推奨されており、オフラインで集めるのはかなり時間・工数ともにかかってしまいます。

ターゲットを絞りやすい
ターゲットを絞り調査することは必要不可欠です。

ネットリサーチでは、調査対象のデータをすでに保有しているので、年齢、性別、地域といった情報はもちろん、行動情報などの複雑な情報まで抽出しての回収が可能となります。

コストが抑えられる
一般的なネットリサーチの費用感はやや高めのイメージがあると思いますが、アンケート作成や回収に要する時間や人件費などを加味すると、ネットリサーチのほうが迅速かつ低コストにて実現できることが多くなっています。

多様な調査設計
ネットリサーチにおいて利用できる素材は多く、「動画視聴」「URL遷移」「アプリDL」など様々な調査を実施できます。

継続的にユーザーを追跡する調査や解析ツールと併用した調査も可能となっています。

ネットリサーチだからこそ実現できる調査も、多く存在するのです。

その他「ネットリサーチのメリットやデメリットについて

リサーチを行う前に知っておきたい「目的設定」と「調査方法」

リサーチを行う際に最も重要なのは、調査のゴール・目的の設定です。

基本的には、課題の発見仮説の検証が主目的となります。

これらを実現するための調査方法には以下の2つがあります。

・定量調査
・定性調査

定量調査は、人数や割合といった数値で表される定量データを集計・分析する方法です。認知度調査などがこれにあたります。

一方、定性調査とは、定量調査で得るような、数量や割合では表現できない定性データを収集し読み解くことです。課題解決への多角的なヒントを得ることができます。

調査を実施する前にこれらをしっかりと理解することで、効果的なリサーチを実施できるでしょう。

ネットリサーチの方法について詳しく知りたい方はこちら

需要が高まるアプリリサーチを知っていますか?

スマートフォンの普及に伴い、自社アプリや競合のアプリの調査への需要が高まっています。

スマホアプリに対する調査を行うと、「課金経験のあるユーザー」や「離脱ユーザー」など通常リーチが難しいとされる属性へのアプローチや、アプリに対する満足度やNPS®などの定性的な情報と自社で保有している行動データを掛け合わせることによって、行動に至った原因や理由を明らかにすることができます。

また、競合他社との比較を行うことで、自社アプリのポジションや強みの確認を行えます。

アプリリサーチを行うことで、アプリの改善や競合との差別化、施策の決定の補助に役立つと言えるでしょう。

アプリリサーチについて気になることがありましたら、こちらの記事「リサーチを依頼する前に自身で確認すべきこと〜アプリリサーチ編〜」もおすすめです。

実際に調査してみる・・・前に知っておきたい用語

リサーチを実施する前に、頻出用語をいくつかご紹介します。

サンプル
サンプルとは調査対象として母集団から選ばれた回答者を表します。”ss”や”s”と表記することもあります。

セグメント
地域や性別、年齢など、回収したいターゲットの条件を表します。

割付
セグメントに応じて回収数を配分することを表します。

スクリーニング
母集団の中からターゲットとなるセグメントを抽出することを表します。

モニター
調査の対象者として意見や感想などの情報を提供してくれる人のことを指します。モニターの集め方により質も左右されるため、調査結果に大きな影響を与える要因であるといえます。

その他にも、リサーチでよく利用される用語は多々あるので、「ネットリサーチを行う前に知っておきたい用語10選」も御覧ください。

依頼する調査会社は「安い」だけで選んではいけない

リサーチ会社選びでは

■回収数
■パネル品質
■調査の柔軟さ
■価格

の4要素を確認すべきです。

回収数
一定の期間で回収できる回答数を表しています。会員数の多さが、必ずしも回収数に紐付かない点にも注意しましょう。

パネル品質
次に確認すべき要素がパネル品質です。

特に自由回答では、新たな課題の発見、仮説の発見につながることも多くあり、調査結果のアウトプットを大きく変えることがあります。

調査の柔軟さ
「調査したい内容の実現性」、「調査したい目的に対してどのようにアプローチするか」という調査の柔軟さです。

大きく分けて、
・調査設計のサポート
・回収画面のUI
が調査の柔軟さを判断する材料です。

調査設計についてはサポート体制を、調査方法に関しては回収画面やアウトプット例を参考にすることで推測できます。

価格
価格だけで決めるのは危険ですが、価格も重要な判断材料となります。

ただし、費用に関しては調整可能な会社も多いので、相談してみることをおすすめします。

ネットリサーチの値段について詳しく知りたい方は「「安いから」は危険!ネットリサーチ会社選びの4要素」も是非御覧ください。

あとがき

以上、インターネットリサーチ入門を紹介しました。

それぞれ詳細な情報をもっと知りたいという方は「市場調査入門」カテゴリを御覧ください!

リサーチをご検討されている方は、是非お問い合わせ下さい!

注:NPS®は、ベイン・アンド・カンパニー、フレッド・ライクヘルド、サトメトリックス・システムズの登録商標です

高山 直人
株式会社テスティーで働いています。
冷たいものが好きです。よろしくお願い致します。