チャット型AIに関する調査【2024年版】

チャット型AIに関する調査 2024 アイキャッチ

若年層リサーチ結果を発信する「TesTee Lab」にて、大学生・社会人の男女13,978名(大学生1,397人・社会人12,581人)を対象に「チャット型AI」に関する調査(対象:ChatGPT)を実施しました。

ChatGPTの利用状況・有料版の利用率・利用目的や今後の利用意欲などの調査結果をご覧ください!

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   ご興味のある方は是非ダウンロードしてみてください!
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チャット型AIに関する基本調査

まず、「ChatGPT」について基本調査を行いました。

「ChatGPT」の利用状況と有料版の利用率

大学生・社会人の男女13,978名を対象に「ChatGPT」の利用状況を調査したところ、「利用したことがある」と回答した人は大学生は35.2%、社会人は20.5%と、利用経験は社会人よりも大学生のほうが多いことがわかりました。
さらに、「ChatGPT」利用者を対象に無料版に比べて接続の安定性が高く、回答精度の高い「GPT-4」やプラグインが利用可能などのメリットのある有料版の利用状況を尋ねたところ、「現在有料版を利用している」と回答した人は大学生で25.0%、社会人で29.1%で、今回の調査でも有料版については大学生よりも社会人のほうが現在利用している人が多い結果となりました。

【前回の調査との変化】

<ChatGPTの利用状況>

大学生 2023年:27.2% → 2024年:35.2%(8.0pt増)
社会人 2023年:15.6% → 2024年:20.5%(4.9pt増)

<ChatGPTの有料版利用率>

大学生 2023年:19.6% → 2024年:25.0%(5.4pt増)
社会人 2023年:26.1% → 2024年:29.1%(3.0pt増)

「ChatGPT」の利用率、有料版の利用率ともに前回の調査からスコアの増加が見られました。

前回の調査から変化がありました。比較用にご覧ください。
▶前回の調査記事はこちらから閲覧できます◀

「ChatGPT」を利用しない理由

「知っているが利用したことはない」回答者を対象に、利用しない理由について聞いてみました。

【ChatGPTを利用しない理由】

<大学生>

第1位 セキュリティやプライバシーに不安を感じる 37.0%
第2位 必要性を感じないから           31.6%

<社会人>

第1位 必要性を感じないから           58.3%
第2位 セキュリティやプライバシーに不安を感じる 20.1%

順位に違いはあるものの、大学生・社会人ともに「必要性を感じないから」「セキュリティやプライバシーに不安を感じる」と回答した人が多い結果となりました。

※「ChatGPTを利用しない理由」や「利用デバイス」「利用頻度」などのより詳細な調査データを無料でダウンロードすることができるので、是非そちらも併せてご覧ください!(※DL画面がエラーになってしまった場合も開いた別窓を閉じていただくとDLリンクが出現します※)

チャット型AIに関する深掘り調査

さらに、チャット型AIに関する深掘り調査を行いました。

「ChatGPT」の利用用途

「ChatGPT」利用者を対象に、利用用途を尋ねたところ、大学生の第1位は「アイデア出し」、社会人の第1位は「情報収集」となりました。大学生と社会人で第1位以下に大きな違いはないことがわかります。

「ChatGPT」の役立つ点

【ChatGPTの役立つ点】

<大学生>

第1位 自分では苦手・できない作業がサポートされる 35.1%
第2位 思考の整理や問題解決に役立つ        31.7%
第3位 難しく時間がかかる作業が効率化される    30.9%

<社会人>

第1位 思考の整理や問題解決に役立つ        37.3%
第2位 簡単だが時間がかかる作業が効率化される   30.3%
第3位 自分では苦手・できない作業がサポートされる 29.2%

次に、「ChatGPT」の役立つ点を聞いたところ、大学生の第1位は「自分では苦手・できない作業がサポートされる」、社会人の第1位は「思考の整理や問題解決に役立つ」となり、年代で役立つと思う点に違いが見られました。

※より詳細なランキングや「その他」と回答した人の意見は調査データを無料でダウンロードすることができるので、是非そちらも併せてご覧ください!(※DL画面がエラーになってしまった場合も開いた別窓を閉じていただくとDLリンクが出現します※)

ChatGPTの応用

次に、「ChatGPT」でプラグインやプロンプトを利用しているか質問しました。

【ChatGPTの応用】

<大学生>
プラグイン            18.5%
テンプレート化されたプロンプト  26.6%
特に活用しているものはない    58.5%

<社会人>
プラグイン            24.2%
テンプレート化されたプロンプト  28.7%
特に活用しているものはない    53.9%

ChatGPTを利用している人のうち約20%がプラグイン・プロンプトの応用的な機能を使っているという結果になりました。

今後のChatGPTの利用意欲

【ChatGPTを今後使いたいか】

<大学生>

使いたいと思う 78.9%

<社会人>

使いたいと思う 75.2%

※「使いたいと思う」「やや使いたいと思う」選択者

最後に、今後も「ChatGPT」を使いたいと思うかどうかを調査したところ、大学生・社会人ともに7割以上の人が「使いたいと思う」「やや使いたいと思う」と回答しました。

このことから、今年の調査でも今後の活用に期待している傾向にある様子がうかがえました。

チャット型AIに関する調査【2024年版】 あとがき

以上、チャット型AIに関する調査【2024年版】結果をご紹介しました。
下部の集計データダウンロードより、記事中では掲載できなかったランキング下位の選択肢の回答結果をご覧いただけます。

調査データ ダウンロード

調査データ 詳細

■調査期間:2024年9月4日(水)

■調査項目
<チャット型AI>
文系・理系/業界/職種/利用率/認知率/使わない理由/禁止されているか/有料版利用率/利用デバイス/利用頻度/利用目的/利用内容/役立つポイント/プラグイン・プロンプトの利用率/今後の利用意向

*調査結果から、本調査内容を転載・ご利用いただく場合は、弊社サービスのクレジット
「TesTee(テスティー)調べ:https://www.testee.co」の表記をお願いします。