冬もそろそろ終わり、春の足音が聞こえますね。
大学では定期考査も終わり、いよいよ春休み!…と言いたいところですが、就職活動本番も近づいてきていますね。
では、大学生は現在どのように考えているのでしょうか?
今回は大学1〜4年生を対象に「就職活動」について対象に調査しました!
2017年2月時点での就職活動参加度は…
まず、大学1〜4年生の人に、現在就職活動をしているか調査しました。
(注釈:すでに就職活動を終えている人は「していない」に含んでいます。)
<大学1〜2年生>
<大学3〜4年生>
1年生では28.3%、2年生では47.6%、3年生では63.2%、4年生では19.2%が参加しているという結果に。
大学2年生でも半数近くが就職活動に関する行動をしているようですね。
いまだに就職難と言われているこの時代、先輩達が苦戦しているのを見て、早めに行動している人も多いのかもしれません。
最近では、就職活動の前にインターンシップ、へ参加する学生が増えている傾向にあるようですが、その参加率はどうなっているのでしょうか。
すでに内定が出ている大学3〜4年生に調査するとこのような結果に。
内定済みの大学3年生の60.0%、内定済みの大学4年生の62.5%がインターンシップに参加しているという結果になりました。
インターンシップと言えば、2016年末より「5日以上」という制限がなくなり、1日や2日間といった短期間でのインターンシップが開催できるようになりました。
今年からは、今まで以上にインターンシップへの参加率は上がっていくのではないでしょうか。
就活のメインツールはスマホ!
大学3〜4年生の就職活動経験者を対象にパソコンとスマホのどちらをメインツールとして利用しているかを調査しました。
今の就職活動ではスマホがメインツールとなっているようですね。
スマホを利用していると回答した人の内72.2%がマイナビやリクナビといった就活サポートサイトを利用しているということもわかりました。
また、スマホを利用していると回答した人の内、アプリの利用は37.5%といった結果も判明しました。
なぜアプリはWebページの半分ほどの利用率なのでしょうか。
再度アンケートをとり、「就職活動の際にアプリを利用していない」と回答した164名に利用しなかった理由を調査しました。
「アプリを利用することに抵抗がある」という回答が38.4%で最も多い理由であると判明しました。
若年層の中でも「就職活動はインターネット上で行うのがスタンダード」と考えているのではないでしょうか。
次いで「アプリの存在を知らなかった」が27.4%、「インターネット上で十分だから」が18.3%という結果になりました。
現時点では、就職活動はインターネット利用に軍配が上がっていますが、今後スマホに特化した「就活生」向けのコンテンツが登場すれば、更に簡易に企業と学生をつなぐことができそうです。
では若年層の必須ツールであるSNSに焦点を当ててみましょう。
就職活動経験者に就職活動の際にSNSを利用したかどうかリサーチ。
3人に1人はSNSを利用しているようです。
さらに詳細を調査すると以下のような結果に。
企業研究が多くを占めていますね。
経験者の感想やアドバイスを見つけられるということもありますが、最近では企業側に様々なSNSを駆使して積極的に情報発信を行っていますからね。
さらに、どういったSNSを利用しているかを調査すると以下の結果に。
また、利用したSNSの種類はTwitterが62.8%、次いでLINEのが33.3%と大差をつけてTwitter利用が圧倒的に多い結果に。
日々利用するSNSとしてLINEをか通用する人は多いですが、就職活動における必須ツールはTwitterであるということがわかりました。
地方出身者には厳しい…就職活動の金銭事情
就職活動の際、金銭的なことも気になりますよね。
では、どういった部分にお金がかかるのでしょうか。
3年生では「スーツ等の服飾品」が、4年生では「交通費」が最もお金がかかったものとして挙がりました。
「就職活動を終えている人」全体では「交通費」が46.7%、次いで「服飾品」が33.6%という結果でした。
交通費は就活生にとって大きな懸念事項であることが判明。具体的にはこのような意見が。
地元での開催が少なく交通費が掛かる。(21歳 女性)
他県に行くことが多く、交通費がかさむ (21歳 女性)
都市部以外のところに住んでいる人たちは、面接会場に行くのにも1泊しなくてはいけないこともしばしば。
中には、金銭的な理由から都市部での就活を諦める学生さんもいるようです。
企業としては都市部意外に済む学生さんとの接点を増やすためにも、面接会場や面接方法の多様化が求められているのではないでしょうか。
その他、「就職活動に際して困ったこと」としてこのような意見も。
面接と授業が被って授業に行けない (22歳 女性)
自信をなくす。なにをしていいのか、わからなくなる (21歳 女性)
情報が多すぎること。(21歳 女性)
面接を優先することにより授業に出られないというのは、就職活動時期が早い日本ならではの問題点かもしれません。
また、インターネットやSNSが発達した現代では、参考となる情報をスグに得られるメリットがある一方で、情報過多となるため情報の取捨選択をする目を養う必要があると言えそうです。
就活を終えた人から見る現在の就職活動事情
就活を終えた人達にいつ頃から就職活動を始めたかをリサーチ。
一番多かった回答が、「大学3年生の春」が31.0%、次いで「大学3年生の冬から」が25.3%と、大学3年生の冬までには79.2%が就職活動やその準備を始めているようです。
就職活動を終えた人達に何社ほど内定が出たかを調査。
「1社」という回答が意外にも多く、75.3%という結果に。
今の若年層の就職活動において、「内定が出る=就職活動の終了」を意味するのでしょうか。
情報収集の術が以前より圧倒的に増えた現在において、しっかり準備をし、希望するところに集中するのが今の若年層の就職活動のオーソッドクスなスタイルなのかもしれません。
最後に、就職活動をすでに終えた人に、買って(あって)よかったものを調査。
就活用のノート (22歳 女性)
予備のスーツ (22歳 女性)
スーツの毛玉を取るやつ。綺麗にもなるし、取ってると心が落ち着くから。 (23歳 男性)
ちょっとした小物や身だしなみを整えるものが、就職活動完了への近道かもしれませんね。
後記
以上、大学生の就職活動事情についての調査結果をご紹介しました。
大学1、2年生の頃から就職活動の準備をしている人が多いようで、私の大学生時代との違いに驚いています。。。
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