【市場調査第3弾】ノンアルコール飲料の調査レポート

もう夏と言ってもいいほどの暑さですね。

コンビニでお酒の棚をぼーっと見ているとノンアルコール飲料の種類の豊富さに驚きました。

そこで、今回は「ノンアルコール飲料」について、20代以上の男女6,823名(20代:2,442名、30代:2,008名、40代:1,621名、50代:622名、60代:130名)を対象に自主調査を行いました。

「ノンアルコール飲料」についての調査レポートをご覧ください!

ノンアルコール飲料認知度調査

<ノンアルコール飲料認知率・飲用率>

まず、「ノンアルコール飲料の認知率・飲用率」について調査しました。

ノンアルコール飲料飲用・認知度調査結果

20歳以上の57.3%が「飲んだことがある」と回答。

「飲んだことはないが、知っている」と回答した33.4%と合わせると全体の9割以上の人がノンアルコール飲料を認知していることが判明しました。

 

<ノンアルコール飲料認知契機>

ノンアルコール飲料認知者を対象に、「ノンアルコール飲料を知った契機」について調査しました。

ノンアルコール認知契機調査結果

「テレビCM」が65.9%と最も多く、次いで「店頭」32.1%、「WEB広告」14.8%という順番になり、「テレビCM」による情報波及効果の高さが伺える結果となりました。

ノンアルコール飲料基本調査

<種類別飲用率>

ノンアルコール飲料を「飲んだことがある」と回答した人(以下、ノンアルコール飲料飲用経験者)を対象に、「飲んだことがあるノンアルコール飲料の種類」について調査しました。

ノンアルコール飲料飲用経験種類調査結果

その結果、「ビール」が最も多く68.3%となり、次いで「カクテル・サワー」55.2%、「梅酒」23.5%となりました。

ノンアルコール飲料飲用経験者の半数以上が「飲んだことがある」と回答したノンアルコールの「ビール」とノンアルコールの「カクテル・サワー」についてさらに調査をしました。

 

<ノンアルコールビール商品別飲用率>

「ノンアルコールビール」飲用経験者を対象に、飲んだことのある商品名を調査しました。

ノンアルコールビール飲用経験商品名調査結果

その結果、「アサヒ ドライゼロ(アサヒ飲料)」が64.0%と最も多く、次いで「ALL-FREE (SUNTORY)」が53.3%、「パーフェクトフリー (キリン)」が18.4%となりました。

「その他」と回答した人の中からは「SAPPORO+」「プレミアムアルコールフリー」など、サッポロビールの商品が多く挙がっていました。

 

<ノンアルコールカクテル・サワー商品別飲用率>

「ノンアルコールカクテル・サワー」飲用経験者を対象に、飲んだことのある商品名を調査しました。

ノンアルコールカクテル・サワー飲用経験商品名調査結果

「のんある気分 (サントリー)」と回答した人が最も多く79.6%とおよそ8割もの人が飲んだことがあることがわかりました。次いで「ゼロカク (アサヒ飲料)」40.3%が続く結果となりました。

「その他」と回答した人からは「居酒屋にあったメニュー」という回答が多く集まりました。

他と大差をつけて1位となった「のんある気分」はテレビCMを始めメディア露出が多く頻繁に目にします。先ほど紹介したとおり、「ノンアルコール飲料認知契機」の1位は「テレビCM」ですが、この結果をふまえると「テレビCM」は認知のみならず購入契機にもつながっていると言えそうです。

 

<飲用頻度>

ノンアルコール飲料飲用経験者を対象に「飲用頻度」について調査しました。

ノンアルコール飲料飲用頻度調査結果

「1ヶ月に1回以上飲む」と回答した人は30.2%となり、その内「毎日飲む」と回答した人は7.1%となりました。また、最も多かった回答は「数ヶ月に1回程度か、それ以下」で35.6%となりました。

 

<ノンアルコール飲料のイメージ>

ノンアルコール飲料飲用経験者、飲用未経験者のそれぞれにノンアルコール飲料についてのイメージを自由回答で調査しました。

ノンアルコール飲料イメージ調査結果

ノンアルコール飲料飲用経験者では「お酒の気分を味わえる」「手軽に飲める」「健康的」「美味しい」といったイメージが多く集まりました。

ノンアルコール飲料飲用未経験者では「ジュースとの違いがわからない」というイメージが特に多く、「健康的」「酔わない」といったイメージも集まりました。

ノンアルコール飲料の飲用・購買調査

<飲用契機>

ノンアルコール飲料飲用経験者を対象に、「飲用した契機」を調査しました。

ノンアルコール飲料飲用契機調査結果

ばらつきが見られるものの、「運転をするようになった」との回答が最も多く、26.1%となり、次いで「話題性から興味を持った」25.5%、「その他」20.9%、「飲む場の雰囲気を味わうため」15.5%という結果になりました。

「その他」と回答した人からは、「職場などで飲みたいと思った」「子供や家族ができた」などの理由が見られました。

 

<飲用理由・飲用シーン>

ノンアルコール飲料飲用経験者を対象に「ノンアルコール飲料を飲む理由」について調査しました。

1位 場面・雰囲気 50.3%

2位 味 21.0%

3位 美容・健康面への配慮 11.5%

「場面・雰囲気」という回答が50.3%と最も多く集まり、次いで「味」21.0%、「美容・健康面への配慮」11.5%という結果になりました。

最も多かった理由の「場面・雰囲気」についてさらに詳細を調査してみると、「場面・雰囲気」と回答した人の内64.7%が「食事時・飲み会時」と回答しました。

ノンアルコール飲料を「食事時・飲み会時」に飲む人を対象に、その内訳について聞いたところ以下のような結果になりました。

ノンアルコール飲料飲用シーン調査結果

「お店での飲み会」が最も多く63.7%となり、次いで「家での飲み会」30.7%、「家での食事」22.5%という順になりました。

 

<選択時の意識>

ノンアルコール飲料飲用経験者を対象に「ノンアルコール飲料を選ぶポイント」について自由回答形式で調査しました。

ノンアルコール飲料選択時意識調査結果

初めて購入する商品に関しては「パッケージデザイン」や「話題性」を重視する意見が多く、購入経験がある商品に関しては、「アルコール飲料に近い味か」「好きな味か」など「味」を重視する意見が多く集まりました。

 

ノンアルコール飲料関係性調査

<アルコール飲料の飲用率>

ノンアルコール飲料飲用経験者、未経験者それぞれに「アルコール飲料を飲むか」について調査しました。

アルコール飲料飲用率調査結果

ノンアルコール飲料飲用経験者においては、「たまに飲む」と回答した人が最も多く37.9%となり、次いで「よく飲む」23.9%となりました。

一方、ノンアルコール飲料飲用未経験者においては「飲まない」と回答した人が最も多く、およそ半数にあたる47.6%となりました。この結果から、ノンアルコール飲料飲用経験者の方が未経験者と比べてアルコール飲料飲用経験率が高いことがわかりました。

 

<ノンアルコール飲料とアルコール飲料の関連性>

ノンアルコール飲料飲用経験者を対象に「ノンアルコール飲料を飲む前後に”アルコール飲料”を飲むか」について調査しました。

ノンアルコール飲料アルコール飲料関係性調査結果

「ほとんど飲まない」という回答が69.2%で最も多く、「たまに飲む」17.2%、「よく飲む」13.6%という結果になりました。

ノンアルコール飲料を飲用する際に「アルコール飲料を飲まない/飲めない」人が多いことが伺えます。

 

ノンアルコール飲料飲用未経験者調査

<今後の意識>

ノンアルコール飲料飲用未経験者を対象に、「今後、ノンアルコール飲料を飲んでみたいか」について調査しました。

ノンアルコール飲料飲用未経験者今後の飲用希望率調査結果

ノンアルコール飲料飲用未経験者の内、24.6%が「飲んでみたいと思う」と回答しました。

さらに理由をリサーチしました。

 

<両者の理由>

「飲んでみたいと思う」「飲んでみたいとは思わない」それぞれの人に理由を自由回答でリサーチし、多く集まったものを抜粋しました。

〜飲んでみたいと思う人〜

興味がある (26歳 女性)

味を知りたい (20歳 男性)

お酒の場でのコミュニケーションに使えるから。(23歳 女性)

味に対する興味が高く、また飲み会などの場面に応じて飲んでみたいという意見が多く集まりました。

 

〜飲んでみたいと思わない人〜

ノンアルコール飲むならジュースでいいと思うし、(ジュースの方が)美味しいと思うから (41歳 女性)

アルコールならアルコール、ジュースならジュースを飲む (28歳 女性)

お酒を飲みたい (25歳 女性)

イメージ調査と同様、ノンアルコール飲料とジュースとの違いがわからないといった意見が多く集まりました。

 

後記

以上、「ノンアルコール飲料」についての市場調査についてご紹介しました。

以前祖父が買っていた「ノンアルコールビール」を飲んだ際、味の違いに全く気づかず驚きました。最近では様々な種類・味のノンアルコール飲料が次々と発売されていることから、その需要の高さが伺えます。

弊社のプラットフォームでは、豊富な若年層モニターに対してリサーチPRを行うことができます。今回の調査の用に一つの商品に絞った調査から、業界ジャンル全般の調査まで幅広く対応可能です。

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