学生のパソコン・ネットリテラシーに関する調査【2022年版】

パソコン・ネットリテラシー調査 アイキャッチ

若年層リサーチ結果を発信する「TesTee Lab」にて、高校生・大学生(専門・短大含む)の男女1,974名(高校生男性317名、高校生女性446名、大学生男性429名、大学生女性782名)を対象に「パソコン・ネットリテラシー」に関する調査を実施しました。

パソコンの所有率、所持しているパソコンについてやネットリテラシーの認知率に関してなどの調査結果を御覧ください!

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   ご興味のある方は是非ダウンロードしてみてください!

また、本記事は15歳〜24歳(高校生・大学生)が対象となっていますが、25歳以上の調査データもダウンロードで閲覧出来るようになっております。

パソコンに関する基本調査

まずは、パソコンに関する基本調査を行いました。

パソコンの所有率

パソコン・ネットリテラシー調査画像1高校生・大学生(専門・短大含む)の男女1,974名を対象にパソコンを所持しているかどうかを聞いたところ、「パソコンを持っている(自分専用のみ、または自分専用と家族兼用の両方所持)」と回答した人は高校生は36.7%、大学生が78.0%でした。
今回の調査でも高校生よりも大学生の方がパソコンの所有率が高いことが分かります。

【前回の調査との比較】

<高校生>
2021年:32.7% → 2022年:36.7%(4.0pt増)

<大学生>
2021年:81.5% → 2021年:78,0%(3.5pt減)

2021年の調査と所有率を比較したところ、高校生は4.0pt増加が見られ、大学生は3.5pt減少していることが分かりました。

また、パソコンを持っていないと回答した人のうち「パソコンが欲しい」と回答した人は高校生が62.4%、大学生は47.6%という結果になりました。

パソコンの使用用途

パソコン・ネットリテラシー調査画像2次に、パソコンを所有している人を対象にパソコンの使用用途について調査したところ、高校生・大学生共にの第1位は「勉強」となり、次に高校生は「動画・音楽鑑賞」、大学生は「文章・資料作成」と続きました。
コロナ禍によりオンライン授業などが増えたことから、高校生・大学生ともに主に学業に利用している様子が伺えます。

「高校生・大学生が所持しているパソコンのメーカー」など、より詳細な調査データが無料でダウンロードできるようになっておりますので、是非そちらも併せてご覧ください!

環境整備とネットリテラシーについて

パソコンの環境整備状況

【パソコン環境を整えるために契約・購入したものの有無】

<高校生>

 契約・購入したものがある 27.5%

<大学生>

 契約・購入したものがある 37.6%

次に、パソコンを利用する環境を整えるために契約・購入したものがあるかどうかを聞いたところ、「契約・購入したものがある」と回答した人は高校生で27.5%、大学生で37.6%という結果になりました。
前回の調査と比較すると、高校生・大学生共に減少傾向にあることがわかります。こちらもコロナ禍でオンライン授業などが多くなったことで既に環境が整っている人が多く、そのために数値が減少しているようです。

「パソコン環境を整えるために契約・購入したものがある」と回答した人を対象にどんなものを契約・購入したのかを自由回答にて尋ねました。

少し高めのヘッドフォン(15歳 男性)

CDドライブ、WiFi(17歳 女性)

マウスやキーボード、コンデンサーマイクなど(20歳 男性)

ウイルスバスター、adobe(21歳 男性)

ブルーライトカットメガネ(19歳 女性)

リングライト、Webカメラ(21歳 女性)

前回の調査から「Wi-Fi」や「マウス」という回答が最も多く、今回の調査では「ウイルスバスター」や「ヘッドホン・イヤホン」「マイク」など、高校生・大学生共にオンライン授業に備えたものが多く挙げられました。また、女性では「リングライト」も人気な様子が伺えました。

より詳細な調査データや自由回答が無料でダウンロードできるようになっておりますので、是非そちらも併せてご覧ください!

ネットリテラシー認知率

まず、「ネットリテラシー」の認知率について調査しました。

パソコン・ネットリテラシー調査画像3※「ネットリテラシー」は、「インターネット」に「物事を正しく認識できる」という意味の「リテラシー」をくっつけた和製英語で、ネット上の情報の正誤や確からしさの判断能力を指した言葉です。(TesTeeLab「若年層のパソコン事情調査記事」より引用)

「ネットリテラシー」という言葉を知っているかどうかを聞いたところ、「知っている(意味が説明できる)」と回答した人は高校生は57.9%、大学生は66.6%という結果になり、前回の調査から3〜6ptほどの数値上昇がみられました。「ネットリテラシー」という言葉は年々浸透してきているようです。

インターネットを利用する際に気をつけていること

最後に、「インターネットを利用する際に気をつけていること」を自由回答にて聞いてみました。

<高校生>

一つの情報を過信しすぎない(15歳 男性)

人が不快になるような言葉は発信しない (16歳 男性)

個人情報をネットに晒さない (15歳 女性)

変なサイトかどうかURLに鍵のイラストが着いているか確認する(16歳 女性)

有害サイトをブロックするアプリをいれる(17歳 女性)

<大学生>

SNSに書き込みをする際、そのことで傷つく誰かがいるのではない子ということを常に考える (19歳 男性)

詐欺サイトに重要情報を入力しないようにする。(23歳 男性)

インターネット上の情報は全てが正しいとは限らないため、情報元を確認したり、複数の情報を比べて判断している。(19歳 女性)

全ての情報を鵜呑みにしないこと、プライバシーの保護、ウイルス除去アプリの使用(20歳 女性)

個人で経営されているウェブサイトには極力入らないこと、WiFiに繋ぐ時はそのWiFiが安全か確かめること、アプリのインストールはむやみにしないこと等 (22歳 女性)

高校生・大学生ともにSNSを利用している人が多いことから、「SNSでの個人情報流出」や「誹謗中傷をしない」「流れてきた情報が正しいものか見極める」などの意見が多く挙がりました。また、「詐欺サイトに気をつける」や「ウイルス除去のアプリを入れる」など、危険なサイトに対する対策をしている人もたくさんいる様子が伺えました。

「ネットリテラシー」という言葉の意味の浸透率は上昇し、詳しい意味を知らないという人も無意識にネットリテラシーが向上しているという様子が見られる結果となりました。

あとがき

以上「パソコン」に関する調査結果をご紹介しました。

下部の集計データダウンロードより、
パソコンを所持しない人の理由
パソコンの使用頻度
など記事中データ以外の調査結果もご覧いただけます。

ネットリサーチに興味がある、どんな調査が可能か話を聞いてみたいという方は
テスティーリサーチへお気軽にお問い合わせ下さい!

調査データ ダウンロード

 

調査データ 詳細

■調査期間:2022年5月27日(木)〜 2022年6月2日(木)

■調査項目
<全体情報>パソコンと聞いて思い浮かぶメーカー/持っているスマホの種類/パソコンの所持率/所持していない人のパソコン所望欲/欲しくないと答えた人の理由/パソコン購入者/パソコン購入時期/パソコンを購入したきっかけ/所持しているパソコンの種類/持っているパソコンのメーカー/パソコンの利用頻度/パソコンの使用用途/パソコン環境整備のために契約・購入したもの/ネットリテラシー認知率/インターネット利用時に気をつけていることの有無/インターネット利用時に気をつけていることの自由回答

*調査結果から、本調査内容を転載・ご利用いただく場合は、弊社サービスのクレジット
「TesTee(テスティー)調べ:https://www.testee.co」の表記をお願いします。