夏に向けて、晴れの日はだんだんと日差しが強くなってきましたね。
そこで今回は、見た目にも爽やかな「青と白」のコントラストが映える「カルピス」に関して市場調査を実施!
「カラダにピース」でおなじみの「カルピス飲料(以下、カルピス)」について、若年層男女3,586名(10代:1,224名、20代:2,362名)を対象に自主調査を行いました。
「カルピス」についての調査レポートをご覧ください!
目次
乳性・乳酸菌飲料認知度調査
<乳性・乳酸菌飲料飲用率>
まず、「乳性・乳酸菌飲料」の飲用率について調査しました。
10代の75.7%、20代の78.8%と、ともにおよそ8割の人が「乳性飲料」もしくは「乳酸菌飲料」を飲んだことがあると回答しました。
<乳性・乳酸菌飲料に対する健康意識>
次に、乳性・乳酸菌飲料引用経験者を対象に、健康を意識して「乳性・乳酸菌飲料」を飲用するかについて調査しました。
その結果、10代の51.1%、20代の60.0%が「健康を意識して飲む」と回答。若年層の半数以上の人が健康を意識したうえで「乳性飲料」もしくは「乳酸菌飲料」を飲んだ経験があることが判明しました。
カルピス認知度調査
<カルピス普及率>
ここからは「カルピス」に焦点を当てて調査していきます。
まず、乳性・乳酸菌飲料飲用経験者を対象に、「カルピス」の普及率を調査しました。
10代の95.9%、20代の97.4%が「飲んだことがある」もしくは「未飲用だが知っている」と回答。どちらの年代においても95.0%以上と、ほぼ100%の人が「カルピス」の存在を認知していることがわかりました。
また、「飲んだことがある」と回答した人は10代で86.9%、20代で89.5%となり、若年層のうち乳性・乳酸菌飲料飲用経験者の約9割が、「カルピスを飲んだことがある」ことも判明しました。
<カルピスに対する健康意識>
カルピス飲用経験者を対象に、健康を意識して「カルピス飲料」を飲用するか聞きました。
10代の32.4%、20代の34.9%とおよそ3割の若年層は「健康を意識してカルピスを飲んだことがある」と回答しました。
<カルピス飲用時に期待した効果>
さらに、健康を意識して「カルピス」を飲むと答えた人を対象に
どのような効果を期待して飲むのかについて聞きました。
〈10代〉
〈20代〉
「便秘の予防、改善」との回答が最も多く、10代で47.5%、20代で58.8%となりました。
次いで「整腸効果」との回答が続き、10代で34.9%、20代で39.9%となりました。
カルピスに対して健康効果を期待する若年層においては、腸内環境整備を意識している人が多いことが伺えます。
<ブランド認知率>
「カルピス」認知者を対象に、「カルピス」の販売元企業の認知率を調査しました。
(調査方法:SAで「知っている」選択者に、自由入力にて販売元企業名を質問。)
自由入力で販売元企業名を聞いたところ、「カルピス株式会社」「アサヒ飲料」と回答は二極化しました。実際、カルピスの製造元企業は「カルピス株式会社」、販売元企業は「アサヒ飲料」なので、今回はどちらの回答も「知っている」としました。
その結果、10代では15.1%、20代では20.4%の人が「カルピス株式会社」もしくは「アサヒ飲料」と回答しました。
<テレビCM認知率>
続いて、「カルピス」のテレビCMを見たことがあるかについて聞きました。
10代の89.0%、20代の91.1%と、約9割の若年層が「見たことがある」と回答。カルピスのテレビCMは若年層の間で認知度がかなり高いことがわかりました。
消費者行動調査
<飲用頻度>
「カルピス」の飲用頻度について調査しました。
「1週間に1回以上飲む」と回答した人は10代で28.4%、20代で22.9%となり、20代に比べて10代の方が飲用頻度はやや高めであることがわかりました。
<飲用種類>
「カルピス」飲用経験者を対象に、「飲用経験のあるカルピスの種類」について調査しました。
<10代>
<20代>
10代、20代ともに最も飲用経験率が高かったのは「カルピスウォーター」で、10代では84.4%、20代では83.5%となりました。次いで10代は2位が「カルピスソーダ」66.0%、3位が「カルピス(希釈タイプ)」64.8%となり、20代は2位が「カルピス(希釈タイプ)」71.3%、3位が「カルピスソーダ」68.5%となりました。
<飲用シーン>
続いて、「カルピス」の飲用シーンについて聞きました。
〈10代〉
〈20代〉
10代、20代ともに「間食中」との回答が最も多く、10代で49.9%、20代で47.7%、次いで第2位は「休憩中」との回答が続き、10代で41.6%、20代で44.7%となりました。
10代、20代ともに食事中や仕事・勉強中のお供というより、間食中や休憩中のように何かの合間に「カルピス」を飲用する人が多いようです。
<イメージ>
「カルピス」認知者を対象に「カルピス」のイメージについて調査しました。
(※多く挙がった回答は、青文字になっています。)
「美味しい!」というイメージが最も多く挙げられ、次いで「大人も子供も飲める」「おなかに良い」といったイメージが挙げられました。また、認知度が9割以上となったテレビCMの「CM曲」や「タレント名」、「カラダにピース」というキャッチフレーズも印象が強いようです。他にも、「さわやか」「夏っぽい」といったみずみずしいイメージの回答も寄せられました。
競合商品調査
<カルピス購入時の意識>
「カルピス」飲用経験者を対象に、購入時の意識について調査しました。
「カルピス」購入時に他の商品と迷わず「カルピス」を購入する人は、10代で33.6%、20代で36.5%となりました。およそ3割の人は「カルピス」飲料の購入時に迷わず「カルピス」を購入することを決めていることが判明しました。
<競合商品>
では、「他の商品と比較する」と回答した人はどのような商品と比べるのでしょうか。
「他の商品と比較する」と回答した人を対象に、比較する商品を自由回答にて調査しました。
ヤクルト 17歳男性
飲むヨーグルト 20歳男性
ホワイトウォーター 28歳女性
L乳酸菌など 19歳男性
「乳性・乳酸菌系飲料」の他商品と比較する人が多く、その中で値段を比較して購入するという回答が多く挙がりました。この結果から、「乳性・乳酸菌飲料」を飲みたい時に「カルピス」も思い浮かべていることが伺えます。
その他にも以下のような回答が挙がりました。
果汁100%のジュース 16歳女性
ソルティライチ 17歳女性
コーラやメロンソーダ 20歳男性
午後ティー 24歳女性
甘みのある果実系飲料や清涼飲料水の名前が多く挙がりました。
「何か甘いものを飲みたい」と思った時にも、「カルピス」は購入検討の一つとされているようです。
消費者意識調査
<カルピスの好感度>
「カルピス」飲用経験者を対象に、「カルピス」への好感度を調査しました。
10代の66.6%、20代の65.9%が「好き」と回答し、およそ7割の若年層が「カルピス」に対して好感を持っていることが判明しました。
<好きな理由>
「カルピス」を好きと回答した人を対象に、「どのようなところが好きか」について自由回答にて調査しました。
好きな理由はイメージ調査と類似しており、「美味しい!」という回答が最も多く挙がりました。
他にも
甘くて美味しい。小さい時から慣れ親しんだ味 18歳女性
原液でカルピスを作ると甘さを自由に選べるから 15歳男性
時々無性にのみたくなる 25歳女性
美味しくて、乳酸菌もとれるから 15歳女性
他にはない優しい甘さが好き 27歳女性
と、多くの人から「カルピスにしかない甘さや味が好き」といった声が挙がりました。
<カルピス飲料の満足度>
最後に「カルピス」飲用経験者を対象に、「味」「デザイン」「価格」「種類の多さ」「内容量」について満足度を5段階評価で調査しました。
(「かなり満足している」:5pt、「満足している」:4pt、「普通」:3pt、「満足していない」:2pt、「全く満足していない」:1ptで集計し、10代、20代2,472名の平均値となります。)
イメージ調査や好きな理由でも多く挙がった「味」が最もポイントが高く4.14ptとなり
次いで「デザイン」が3.96ptとなりました。
後記
以上、「カルピス」についての市場調査についてご紹介しました。
ちなみに、今回の調査では「オリジナルアレンジ方法」についても聞きました。
「スタンダードがいい!」という声が最も多く挙がりましたが、「お湯で割ってホットカルピス」「牛乳カルピス」「コーラ割り」というアレンジ方法や、「果物に原液をかける」「夏はシャーベットにする」というオリジナルレシピまで、みなさん思い思いにカルピスをアレンジして楽しんでいるようです。
弊社のプラットフォームでは、豊富な若年層モニターに対してリサーチやPRを行うことができます。今回の調査の用に一つの商品に絞った調査から、業界・ジャンル全般の調査まで幅広く対応可能です。
新商品開発や既存商品のマーケティングに役立つリサーチをご検討されている方は、是非お問い合わせ下さい!