若年層リサーチ結果を発信する「TesTee Lab」にて、学生の男女8,464名(中学生1,293名、高校生3,549名、大学生3,622名)を対象にコロナウイルスに関する調査を実施しました。
前回「コロナウイルスの影響に関する調査1」は、学生が現状をどのように捉えているのかという点に焦点を当て調査しましたが、今回は学生がどのように行動しているのかを調査しました。
※こちらの調査データは無料でダウンロードできるようになっております。ご活用いただければ幸いです。
目次
中学生、高校生、大学生の行動の変化
利用/視聴が増えた媒体
まず、学生の男女8,464名を対象に、コロナウイルスの影響を受け利用/視聴が増えた媒体を聞きました。
「スマホ」が1位となり、中学生では72.2%(男性:68.1%、女性:74.1%)、高校生では71.5%(男性:68.5%、女性:72.3%)、大学生では64.1%(男性:63.4%、女性:64.2%)という結果になりました。
次いで、「TV」が2位となり、中学生で54.8%、高校生で59.3%、大学生で58.1%となりました。
自宅内で増えた行動
同様に、自宅内で増えた行動を尋ねたところ、1位は「睡眠」となり、中学生、高校生、大学生ともに5割以上となりました。
その他多く上がった回答として「ゲーム(スマホ以外)」「映画鑑賞」「勉強」が見られました。
学生において利用/視聴が増えたスマホサービスは?
利用が増えたサービスジャンル
利用/視聴が増えた媒体として、「スマホ」と回答した人に対して、「利用/視聴が増えたサービスジャンル」を聞きました。
中学生、高校生では「YouTube」が1位に、大学生では「SNS」が1位となりました。また、年齢が下がるにつれ動画サービスやゲームアプリ、マンガアプリなどの利用率が高くなっている傾向がありました。
前回の調査で年齢が下がるにつれ「退屈に感じる」の割合が上がっていたことからも、不安より退屈が勝っている様子が伺えます。
また、本調査のデータは無料でダウンロードできるようになっているので、ぜひご覧になってみてください。
学生の中で利用が増えているYouTube以外の動画サービス
利用/視聴が増えたサービスジャンルについて「YouTube以外の動画」と回答した人を対象に、具体的に利用/視聴が増えたサービスを聞きました。
【利用が増えているYouTube以外の動画サービス 上位3サービス】
<中学生>
1位:Tik Tok 58.4% (男性:37.7%、女性:66.4%)
2位:AbemaTV 40.5% (男性:35.8%、女性:42.3%)
3位:ニコニコ動画 25.3% (男性:30.2%、女性:23.4%)<高校生>
1位:Tik Tok 44.7% (男性:45.3%、女性:44.6%)
2位:AbemaTV 42.0% (男性:32.6%、女性:43.9%)
3位:TVer 22.1% (男性:16.3%、女性:23.2%)<大学生>
1位:AbemaTV 34.3% (男性:31.3%、女性:34.8%)
2位:AmazonPrimeVideo 31.9% (男性:48.4%、女性:29.0%)
3位:Tik Tok 21.1% (男性:14.1%、女性:22.4%)
学生の中では特に「Tik Tok」や「AbemaTV」の利用時間が増えていることがわかりました。
また、高校生では「TVer」が3位に、大学生では有料サービスの「AmazonPrimeVideo」が2位にランクインしました。
サービスの利用者ごとでの増加率を見ると・・・?
さらに、各動画サービス利用者ごとに利用増加率を算出しました。
例:TikTokの利用増加率 = Tik Tok利用増加者 ÷ Tik Tok利用者
【各動画サービス利用増加率 上位3サービス】
<中学生>
1位:AmazonPrimeVideo 43.8% (男性:52.0%、女性:40.6%)
2位:Tik Tok 39.8% (男性:29.4%、女性:43.1%)
3位:Hulu 39.1% (男性:27.3%、女性:41.5%)<高校生>
1位:AmazonPrimeVideo 41.7% (男性:35.3%、女性:42.9%)
2位:NETFLIX 39.4% (男性:37.0%、女性:40.0%)
3位:Hulu 37.8% (男性:33.3%、女性:38.3%)<大学生>
1位:NETFLIX 43.9% (男性:50.0%、女性:43.0%)
2位:Hulu 41.7% (男性:55.6%、女性:39.2%)
3位:AmazonPrimeVideo 39.0% (男性:43.7%、女性:37.8%)
利用増加率では、「AmazonPrimeVideo」や「NETFLIX」、「Hulu」といったサブスクリプション型の動画サービスが上位を占めました。
あとがき
以上、コロナウイルスの影響に関する調査2の結果をご紹介しました。
下部の集計データダウンロードより、それぞれの自由回答など、より詳細な調査結果をご覧いただけます。
*調査結果から、本調査内容を転載・ご利用いただく場合は、弊社サービスのクレジット
「TesTee(テスティー)調べ:https://www.testee.co」の表記をお願いします。
■調査期間:2020年3月27日(金) 〜 4月6日(月)
■調査項目:日常利用・視聴媒体/サービス利用頻度/利用・視聴増加媒体/自宅での行動変化/利用サービス/利用・視聴増加サービス
調査データ ダウンロード
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(また調査データがダウンロードできない場合は、大変お手数ですがこちらよりお問い合わせください。)