【最新！】2023年、大学生と社会人のChatGPTの利用事情

若年層リサーチ結果を発信する「TesTee Lab」にて、大学生・社会人の男女15,919名（大学生1,827人・社会人14,092人）を対象に「チャット型AI」に関する調査（対象：ChatGPT）を実施しました。

ChatGPTの認知率・利用率・利用目的や今後の利用意欲などの調査結果をご覧ください！

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チャット型AIに関する基本調査
チャット型AIに関する深掘り調査
チャット型AIに関する調査【2023年版】　あとがき
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チャット型AIに関する基本調査

まず、「ChatGPT」について基本調査を行いました。

「ChatGPT」の認知率・利用率

最初に、大学生・社会人の男女15,919名に「ChatGPT」の認知・利用について調査したところ、「利用したことがある」と回答した人は大学生は27.2%、社会人は15.6%と、利用経験は大学生のほうが多く、「ChatGPTを知らない」と回答した人は大学生が24.7%、社会人は38.0%となり、大学生の認知率は75.3%に対して社会人の認知率は62.0%と、大学生のほうが社会人よりも利用経験・認知率が高いという結果となりました。

「ChatGPT」の有料版の利用経験

さらに、「ChatGPT」の無料版に比べて接続の安定性が高く、回答精度の高い「GPT-4」やプラグインが利用可能などのメリットのある有料版の利用状況を尋ねたところ、「現在使っている」と回答した人は大学生で19.6%、社会人は26.1%と、有料版については大学生よりも社会人のほうが現在利用している人が多い結果となりました。

「ChatGPT」を利用しない理由

「知っているが利用したことはない」回答者を対象に、利用しない理由について聞いてみました。

【ChatGPTを利用しない理由】

第1位　必要性を感じないから

＜大学生＞41.8%
＜社会人＞58.2%

第2位　セキュリティやプライバシーに不安を感じる

＜大学生＞34.6%
＜社会人＞21.4%

大学生・社会人ともに「必要性を感じないから」と回答した人が最も多く、次に「セキュリティやプライバシーに不安を感じる」と続きました。

※「ChatGPTを利用しない理由」などのより詳細な調査データを無料でダウンロードすることができるので、是非そちらも併せてご覧ください！(※DL画面がエラーになってしまった場合も開いた別窓を閉じていただくとDLリンクが出現します※)

「ChatGPT」の利用禁止について

【ChatGPTの利用禁止】

＜大学生＞
全面的に禁止されている 10.3%
部分的に禁止されている 33.3%
禁止されていない　　　34.9%
わからない　　　　　　21.5%

＜社会人＞
全面的に禁止されている 7.3%
部分的に禁止されている 11.4%
禁止されていない　　　44.6%
わからない　　　　　　36.7%

そして、ChatGPTを利用していると回答した大学生・社会人を対象に、学校や会社などの所属している組織で「ChatGPT」が禁止されているかについて尋ねてみたところ、「全面的に禁止されている」「部分的に禁止されている」と回答した人は大学生で43.6%、社会人で18.7%と、大学生のほうが禁止率が高い結果となりました。

「ChatGPT」の利用デバイス

【ChatGPTの利用デバイス】

＜大学生＞
パソコン　　　　　　　　　　　　　 51.6%
スマホ・タブレットのWebブラウザ　47.6%
スマホ・タブレットのアプリ　　　　19.0%

＜社会人＞
パソコン　　　　　　　　　　　　　56.0%
スマホ・タブレットのWebブラウザ　32.3%
スマホ・タブレットのアプリ　　　　22.8%

次に、ChatGPTを利用する際のデバイスについて調査したところ、「パソコンで利用している」と回答した人は大学生が51.6%、社会人が56.0%とほぼ同数でしたが、「スマホ・タブレットのWebブラウザで利用している」では大学生が47.6%、社会人が32.3%と15.3ptのスコア差が出ました。
社会人よりも大学生のほうがパソコンだけでなく、スマホ・タブレットなどの気軽に触れる端末でも利用する機会が多いようです。

「ChatGPT」の利用頻度

【ChatGPTの利用頻度】

＜大学生＞
毎日　　　　　　　　　　10.5%
週に数回　　　　　　　　28.8%
月に数回　　　　　　　　38.1%
1回だけ使ったことがある 22.6%

＜社会人＞
毎日　　　　　　　　　　 18.2%
週に数回　　　　　　　　 25.5%
月に数回　　　　　　　　34.3%
1回だけ使ったことがある 22.0%

「毎日」と回答した人は大学生で10.5％、社会人で18.2%と社会人の方が多く、「週に数回」と回答した人は大学生で28.8%、社会人で25.5%とやや大学生が多い結果となりました。

※より詳細な調査データを無料でダウンロードすることができるので、是非そちらも併せてご覧ください！(※DL画面がエラーになってしまった場合も開いた別窓を閉じていただくとDLリンクが出現します※)

チャット型AIに関する深掘り調査

さらに、チャット型AIに関する深掘り調査を行いました。

「ChatGPT」の役立ち度

まず、ChatGPTの役立ち度について調査したところ、「非常に役立つ」「役立つ」と回答した人は大学生で73.0%、社会人で67.0%と約70%の人が役立つと回答しました。また、「あまり役立たない」「全く役立たない」と回答した人は大学生で4.6%、社会人で7.2%と否定的な回答数は少ないようでした。

「ChatGPT」の役立つ点

【ChatGPTの役立つ点】

第1位：思考の整理や問題解決に役立つ
＜大学生＞38.4%
＜社会人＞31.7%

第2位：難しく時間がかかる作業が効率化される
＜大学生＞31.5%
＜社会人＞30.8%

第3位：多様な視点やアプローチを提供してくれる
＜大学生＞30.7%
＜社会人＞30.2%

大学生・社会人ともに第1位は「思考の整理や問題解決に役立つ」となり、次に「難しく時間がかかる作業が効率化される」「多様な視点やアプローチを提供してくれる」と続きました。その他と回答した人の意見では、「情報収集する際の出典を知るのに役立つ」などもありました。

※より詳細なランキングや「その他」と回答した人の意見は調査データを無料でダウンロードすることができるので、是非そちらも併せてご覧ください！(※DL画面がエラーになってしまった場合も開いた別窓を閉じていただくとDLリンクが出現します※)

【大学生】「ChatGPT」を利用する理由

大学生に対して学業において「ChatGPT」を利用する場合、どのような目的・用途で利用しているか質問しました。

【大学生】Chat-GPTを利用する目的・用途

第1位：質問や疑問の解決　37.7%
第2位：アイデア出し　　　 35.7%
第3位：文章の作成や校正　28.8%

第1位は「質問や疑問の解決」、ほぼ同率で第2位に「アイデア出し」が続き、第3位は「文章の作成や校正」でした。ランキング外では「就職活動」と回答した人や、自由回答では「楽曲分析」「旅行計画」などのユニークな使い方をしている人もいました。

【社会人】「ChatGPT」を利用する理由

社会人に対して仕事で「ChatGPT」を利用する場合、どのような目的・用途で利用しているか質問しました。

【社会人】ChatGPTを利用する目的・用途

第1位：情報収集　　　　38.0%
第2位：質問や疑問の解決 30.5%
第3位：アイデア出し　 27.7%

第1位は「情報収集」、第2位に「質問や疑問の解決」が続き、第3位は「アイデア出し」でした。ランキング外では「プログラミング」と回答した人や、「関数の作成」など、業務に直結する使い方をしている方も一定数いました。自由回答では「企業のアプリ内で疑問点があった時」という意見や、「料理の献立」といった回答がありました。

ChatGPTの応用

次に、「ChatGPT」でプラグインやプロンプトを利用しているか質問しました。

【ChatGPTの応用】

＜大学生＞
プラグイン　　　　　　　　　　　20.0%
テンプレート化されたプロンプト　24.2%
特に活用しているものはない　　　59.5%

＜社会人＞
プラグイン　　　　　　　　　　　27.1%
テンプレート化されたプロンプト　25.5%
特に活用しているものはない　　　53.9%

ChatGPTを利用している人のうち20%以上がプラグイン・プロンプトの応用的な機能を使っているという結果になりました。