若年層リサーチ結果を発信する「
前編では、ホットペッパービューティー、ホットペッパーグルメ、タウンワーク、リクナビNEXTの４アプリを対象に調査しています！
NPSとその理由、競合アプリの利用率に関する調査の結果をご覧ください！
リクルート8サービスのNPS
今回はリクルートグループが運営する以下8サービスに焦点を当て調査していきます。
【ホットペッパー】ホットペッパービューティー／ホットペッパーグルメ
【転職・職探し】タウンワーク／リクナビNEXT
【暮らし・レジャー】SUUMO／じゃらん
【マッチング】ゼクシィ恋結び／ゼクシィ縁結び
まずはそれぞれのサービスを直近1年以内に利用したことがある、と回答した人(以下、〇〇の利用者)を対象にNPS調査を実施しました。
ホットペッパーや暮らし・レジャーサービスなど日常的に利用するサービスに関してはNPSが高め、転職・仕事探しサービスやマッチングサービスといった利用するタイミングが限られるサービスに関しては比較的低めになりました。
前編では、ホットペッパーと転職・仕事探しから見ていきます。
ホットペッパー
ホットペッパービューティー
まず、ホットペッパービューティー利用者380名を対象に、NPSと、競合アプリの利用の有無について調査しました。
その結果、推奨者は39.4％、中立者は39.0％、批判者は21.6％と推奨者の方が批判者よりも多く、NPSは17.8となりました。
評価の理由を聞いたところ、ポジティブな意見としては、
クーポンがあるしネットでいつでも予約できるから (10点 32歳女性)
ポイントも様々なサービスと連携しており、溜まりやすい (10点 26歳女性)
予約がいつでもでき、都合ができた場合のキャンセルもしやすく、予定に合わせやすい (9点 29歳女性)
と、クーポンやポイントなどでお得に利用できる点や、24時間ネット予約ができるという利便性を理由として主張する人が目立ちました。
反対に、ネガティブな意見として、
新規予約であればお得だが、馴染みの店では安くならない (4点 25歳女性)
ネットでできるのは便利だが登録数が多く迷う (6点 28歳女性)
都会では非常に使えるが、田舎では全く使えないため (7点 25歳女性)
と、同じサロンに複数回通う際の価格や、都会での掲載数が多すぎて迷ってしまったり、反対に地方での掲載数が少ないなど、掲載数のバランスを気にする人が見受けられました。
次に、ホットペッパービューティーの利用者を対象に、「ホットペッパービューティー」以外の美容サロン検索アプリを利用しているかどうか調査しました。
その結果、「利用している」と回答した人は推奨者で32.0%、中立者で23.0%、批判者で22.0%と、推奨者の方が批判者よりも他アプリの使用率が高いことが判明しました。
また、利用する競合アプリは「minimo」などが挙げられました。
ホットペッパービューティーとの比較対象があることで、推奨者はホットペッパービューティーを高く評価する傾向にあると言えそうです。
ホットペッパーグルメ
次に、ホットペッパーグルメ利用者389名を対象に、NPSと、競合アプリの利用の有無について調査しました。
その結果、推奨者は31.2%、中立者は37.9%、批判者は30.9%と推奨者の方が批判者よりも多く、NPSは0.3となりました。
評価の理由を聞いたところ、ポジティブな意見としては、
ネットですぐ予約＆変更出来るし、確認の連絡もしっかりしていてポイントも溜まるし使えるしお店も充実して見やすい (10点 33歳女性)
ポイントも連携しており、使いやすい。クーポンも多様で、様々な場面で使用できる (9点 26歳女性)
現在地から探せたりグルメ情報を色々な条件で探せるので簡単にお店を決められたり絞れたり出来るのが良い (10点 20歳女性)
と、ポイントやクーポンを利用できるお得さや、位置情報や条件指定から目的に合わせた店舗検索が可能である点が挙げられました。
反対に、ネガティブな意見としては、
様々なお店の情報が一挙にわかるのは長所だが、一店一店詳細を見ないと具体まではわからない (8点 29歳男性)
お店の情報が詳しく書いてあったり、予約ができて使いやすいが、口コミの投稿数が少ない (5点 25歳女性)
掲載数も多いので。ただネット予約が反映されていないこともあるのが不満点。(7点 26歳女性)
と、情報量の多さを利点と感じるものの、詳細まではわかりづらいといった意見や、口コミの投稿数の少なさや信憑性に疑問を感じる声、予約情報が反映されないことがある点などが目立ちました。
次に、ホットペッパーグルメの利用者を対象に、「ホットペッパーグルメ」以外のグルメ情報アプリを利用しているかどうかを調査しました。
その結果、「利用している」と回答した人は推奨者で38.0%、中立者で39.5%、批判者で40.5%と、批判者の方が推薦者よりも他アプリの使用率が高いことが判明しました。
また、利用する競合アプリは「ぐるなび」「食べログ」などが挙げられました。
ネガティブな意見として挙げられたように、批判者は口コミを重視する傾向があるため、他アプリの利用率が高いといえそうです。
ホットペッパーまとめ
「ホットペッパービューティー」「ホットペッパーグルメ」の調査から、両者に共通するポジティブな意見として、クーポンを使用して安く利用することができる、ポイントを使用＆貯めることができる、24時間ネット予約できる、という点が挙げられました。
また、どちらも掲載数の多さは利点であるものの、情報量の多さから迷ってしまったり、詳細情報がわかりづらいといった意見もあがりました。
検索や絞り込み機能の強化や情報の見せ方を工夫することが今後の鍵ではないでしょうか。
転職・仕事探し
タウンワーク
続いて、タウンワーク利用者421名を対象に、NPSと、競合アプリの利用の有無について調査しました。
その結果、推奨者は28.3%、中立者は30.2%、批判者は41.5%と批判者の方が推薦者よりも多く、NPSは-13.2となりました。
評価の理由を聞いたところ、ポジティブな意見としては、
検索機能の充実、自分に合ったアルバイトを簡単に探せる (10点 19歳女性)
ネットで応募できるから電話嫌いでも応募しやすい！たくさんの求人があるから選ぶ楽しさもある (10点 30歳女性)
バイト先の細かい情報が載っていて見比べやすかったから (8点 19歳男性)
と、多くの募集の中から自分に合ったものを見つけるための検索機能や、詳細情報が充実していることで絞り込みが容易になり、豊富な掲載数でも見比べが可能であることが挙げられました。また、ネットで応募できる手軽さに魅力を感じるという意見も多く見受けられました。
反対にネガティブな意見としては、
検索すると、同じ募集が何度も繰り返し出てくる (5点 18歳女性)
私の地域が田舎のため最寄り駅と言ってもとても遠いので路線名などで検索しなければならないのは使えなかった (5点 20歳女性)
思い通りの仕事がなかった (5点 45歳女性)
と、同じ募集が繰り返し表示される点や、地方に住んでいる人にとって身近な募集を見つけることが機能的に難しいことなどが挙げられました。また、実際に使用した際に、希望する職業や条件の企業が見つからなかったことを挙げる声も見受けられました。
次に、タウンワークの利用者を対象に、「タウンワーク」以外のアルバイト検索アプリを利用しているかどうかを調査しました。
その結果、「利用している」と回答した人は推奨者で52.1%、中立者で50.4%、批判者で42.3%と、推薦者の方が批判者よりも他アプリの使用率が高いことが判明しました。
また、利用している競合アプリは「バイトル」「LINEバイト」「Indeed」などが挙げられました。
リクナビNEXT
続いて、リクナビNEXT利用者382名を対象に、NPSと、競合アプリの利用の有無について調査しました。
その結果、推奨者は24.6%、中立者は27.0%、批判者は48.4%と批判者の方が推薦者よりも多く、NPSは-23.8となりました。
評価の理由を聞いたところ、ポジティブな意見としては、
様々な職種や就業場所があるので自宅に近いところ、やりたい仕事を探しやすい (10点 28歳女性)
今現在利用中ですが、条件なども細かく設定できるので理想のものを選抜しやすい為 (8点 27歳女性)
自分のやりたい仕事内容や勤務地や休みとか給料面も細かく調べることができる所ですね (8点 44歳男性)
と、多様な募集から自分に合ったものをより正確に選別できる機能性を評価する声が目立ちました。また、情報が詳細に掲載されているなど、判断材料が豊富であることも挙げられました。
反対にネガティブな意見としては、
自分が探してる仕事があまり見つからなかったから (5点 32歳女性)
常に同じ企業が載っている印象。それらの企業についてよくわからないが、ブラックなのかなと思う (4点 27歳女性)
と、実際に使用したものの条件や希望に合う募集が見つからなかったという意見が目立ちました。
また、常に同じ企業の募集が掲載されていることから、企業に対して不安を感じている様子が伺えました。
次に、リクナビNEXTの利用者を対象に、「リクナビNEXT」以外の転職アプリを利用しているかどうかを調査しました。
その結果、「利用している」と回答した人は推奨者で51.1%、中立者で38.8%、批判者で41.1%と、推薦者の方が批判者よりも他アプリの使用率が高いことが判明しました。
また、利用する競合アプリは「マイナビ転職」「Indeed」などが挙げられました。
転職・仕事探しまとめ
「タウンワーク」「リクナビNEXT」の調査から、利用者は豊富な掲載数とその中から自分に合う条件を絞り込む検索機能の便利さに魅力を感じていることが明らかになりました。
その一方で、実際には条件に合う募集を見つけることができなかったという声が多く見受けられました。
利用者が求めている条件や人気の職種を把握することが重要になるのではないでしょうか。
まとめ
以上、リクルート4サービス（ホットペッパービューティー、ホットペッパーグルメ、タウンワーク、リクナビNEXT）に関する調査結果をご紹介しました。
ホットペッパー系はクーポンやポイントが使用できるなど、「お得感」に魅力を感じる人が多く見られました。
また、転職・仕事探し系に関しては、アプリ自体の機能性に対する評価は高いものの、使用した際の成果がアプリに対する印象に強く影響する傾向が見受けられました。
NPS調査はスコアのみを注視するのではなく、点数とその理由を紐づけることによってサービスの強み・弱みを分析することが可能です。
リクルート8アプリに関するNPS調査【後編】ではSUUMO、じゃらん、ゼクシィ恋結び、ゼクシィ縁結びの４アプリを調査しているので、併せてお読みください！
注：NPS®は、ベイン・アンド・カンパニー、フレッド・ライクヘルド、サトメトリックス・システムズの登録商標です。
*本調査内容を転載・ご利用いただく場合は、弊社サービスのクレジット
「TesTee（テスティー）調べ：https://testee.co」の表記をお願いします。
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調査期間：2018年10月30日(火)
調査対象：10〜60代 / 男女 / 自社モニター会員
割付方法：3,043サンプル（ホットペッパービューティー380サンプル、ホットペッパーグルメ389サンプル、タウンワーク421サンプル、リクナビNEXT382サンプル、SUUMO390サンプル、じゃらん401サンプル、ゼクシィ恋結び335サンプル、ゼクシィ縁結び345サンプル）
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このように、弊社のプラットフォームでは、豊富な若年層モニターに対してリサーチやPRを行うことが可能です。
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