“AbemaTV”に関するスクリーンショット解析調査【第5弾】

“AbemaTV”に関するスクリーンショット解析調査【第5弾】!

10代、20代の若年層男女のうちiPhoneユーザー529名(10代男女264名、20代男女265名)を対象に、「AbemaTV」のスマートフォンアプリについて調査を実施!今回は通常のアンケート調査に加え、スクリーンショット画面を提供いただき、その画像解析調査も実施しました。

「AbemaTV」と並行して視聴している動画アプリから、「AbemaTV」の利用契機、利用頻度まで徹底リサーチ!

いまどきの若者のスマホ動画視聴事情が垣間見える調査レポートをご覧ください。

 AbemaTV若年層調査スクリーンショット解析画像

〈AbemaTV:AbemaTVアイコンの位置の位置〉

今回は、「AbemaTV」アプリを利用している10代、20代男女529名を対象に調査を実施。

フォルダ分けをしている人と、そうでない人の割合を解析しました。

その結果、特定のフォルダで「AbemaTV」を管理している人は、10代で48.7%、20代で36.6%と判明。

AbemaTV若年層調査アイコン位置

〈 AbemaTV:AbemaTV以外の利用動画アプリ 〉

最近では新しい動画アプリが次々とリリースされています。

そこで、まずは「AbemaTV」と並んで利用している動画アプリについてアンケート調査を実施しました。

〈10代〉

AbemaTV若年層調査10代利用動画アプリ

〈20代〉

AbemaTV若年層調査20代利用動画アプリ

10代、20代ともに最も多かったのは「YouTube」となり、10代男女で86.0%、20代男女で78.8%と他アプリと大差をつけて第1位にランクイン。

次いで第2位にランクインしたのは、10代男女では「Twicas」21.5%、20代男女では「niconico」19.7%、第3位は10代男女では「niconico」19.6%、20代男女では「Twicas」12.5%となりました。

 

さらに、スクリーンショット解析を活用し

特定フォルダで「AbemaTV」を管理している人を対象に同フォルダ内で管理しているアプリを解析しました。

〈10代〉

AbemaTV若年層調査10代同フォルダ内動画アプリ

〈20代〉

AbemaTV若年層調査20代同フォルダ内動画アプリ

10代、20代ともに第1位「YouTube」となりました。

次いで、10代では「niconico」「LINE LIVE」が第2位となり生配信系の動画アプリを同じフォルダで管理していることが伺えます。

また、「AbemaTV」を運営するサイバーエージェント社が提供している「FRESH!」が第7位にランクインしており、テレビ番組は「AbemaTV」、生放送番組は「FRESH!」と使い分けているであろう人が1割程度いる点にも注目です。

対して、20代においては10代同様に「niconico」が第2位にランクインするものの、3位以下には「Gyao!」「TVer」「FOD」「日テレ無料」などテレビ放送している番組を視聴できるアプリが名前を連ねています。この結果から、20代では「テレビ番組」をテレビではなくアプリで視聴している人が多いことが伺えます。

〈 AbemaTV:インストールのきっかけ 〉

「AbemaTV」のアプリインストールのきっかけを聞きました。

〈10代〉

AbemaTV若年層調査10代同アプリインストール契機

〈20代〉

AbemaTV若年層調査20代同アプリインストール契機

10代、20代ともに「テレビCM」と答えた人が最も多く、10代で35.1%、20代で34.8%となりました。

次いで、10代では「内容、出演者」20.0%、「スマホ広告」16.6%となり、

20代では「スマホ広告」19.7%、「内容、出演者」16.6%となりました。

10代と20代では2位と3位が入れ替わるものの、ランキングには同じ傾向が見られました。

テレビCMやスマホ広告といった有料広告は、多くの一般消費者へのリーチが可能であることからインストールのきっかけになりやすいことが予想できます。また、各年代ともに1割程度にとどまるものの、「友人の紹介」や「アプリストア(のランキング)」を参考にインストールされていることもわかりました。

「その他」と答えた人からは、「テレビの代わりにインストールした」という声や「AbemaTVの代表のインタビューが革新的で影響を受けた」という声が挙がりました。

〈 AbemaTV:視聴頻度&コメント経験 〉 

続いて、「AbemaTV」の視聴頻度について調査しました。

AbemaTV若年層調査10代20代視聴頻度

10代、20代ともにおよそ6割の人が「1週間に1回以上」視聴していることがわかりました。さらに、10代の22.2%、20代の22.4%とおよそ2割の若年層男女は「1日1回以上」視聴しており、ヘビーユーザーであると言えそうです。

テスティーにて2017年2月に実施した「若年層の利用メディア調査」においては、およそ3割の若年層がスマートフォンを利用してテレビ番組を視聴しているという結果も出ていました。

「AbemaTVをテレビ代わりにインストールした」という声もあり、これらを抱き合わせて考えると、スマートフォンによる動画やテレビ番組の視聴は今後さらに増える傾向にあると言えそうです。(関連:若年層の利用メディアに関する調査)

さらに、「AbemaTV視聴中にコメントをしたことがありますか?」と聞きました。

AbemaTV若年層調査10代20代コメント経験

10代の22.6%、20代の16.7%が「コメントしたことがある」と回答。

「コメントをしたことがある」と答えた人に、コメントした理由を聞きました。

配信者と話したかったから 29歳女性

タレントさんにコメントを読んで欲しかったから 20歳女性

他の人のコメントが面白かったので、流れで 28歳男性

視聴時1人で、誰かと共有したかったから 23歳女性

という声が挙がりました。
配信者やタレントにコメントを読んでほしいという点や匿名によりコメントしやすいという点がコメントするきっかけになっているようです。

〈 AbemaTV:アプリ内番組の人気ジャンル 〉 

「AbemaTV」でよく見る番組のジャンルについて聞きました。

〈10代〉

AbemaTV若年層調査10代視聴ジャンル

〈20代〉

AbemaTV若年層調査20代視聴ジャンル

10代、20代ともに「アニメ」との回答が最も多く、10代で48.7%、20代で48.9%とおよそ5割もの人がよく視聴していることが判明。

AbemaTVでは、アニメ24、深夜アニメ、なつかしアニメ、家族アニメ、新作TVアニメとアニメだけでも5チャンネルが随時放送されていることからも「アニメ」の人気の高さがうなずけます。

次いで、10代では「音楽」が32.8%、20代では「バラエティ」が36.4%となりました。

〈 AbemaTV:アプリの魅力とユーザーの要望 〉

「AbemaTVの魅力的な点」について調査しました。

〈10代〉

AbemaTV若年層調査10代視聴理由

〈20代〉

AbemaTV若年層調査20代視聴理由

10代の第1位は「無料」68.3%、次いで「登録なしで視聴できる」58.5%となりました。

一方、20代の第1位は「登録なしで視聴できる」70.5%、次いで「無料」64.0%となりました。

1位、2位の違いはあるものの、10代、20代の若年層においては「無料かつ登録不要」という手軽さが人気の理由ということがわかります。

 

最後に、「AbemaTVで改善してほしいことや、要望はありますか?」と聞きました。

AbemaTV若年層調査10代20代改善要望

10代、20代ともに8割以上の人が現在の「AbemaTV」に満足しているようです。

「(改善点・要望が)ある」と回答した10代の16.6%、20代の12.9%の人に、具体的な改善点や要望について聞きました。

「改善してほしいところ」がある人はごく少数で、

見たいチャンネルだけ見れるようにしてほしい 21歳女性

番組表が見づらい 26歳女性

という声が挙がりました。

そして7割以上の人が要望として「番組を増やしてほしい!」という要望を挙げていました。具体的には、

いろいろなバンド番組 17歳女性

J-POPの番組 17歳女性

2.5次元の舞台作品が見れたらうれしい 23歳女性

AbemaTV独自のドラマが見たいです! 22歳女性

など、増やしてほしいドラマや番組、放送してほしいアーティスト名が多く挙がりました。

要望は複数あるものの、AbemaTVのアプリ利用者の満足度は高いと言えそうです。

後記

以上、「AbemaTV」に関するスクリーンショット解析調査についてご紹介しました。

若者のTV離れ」や「スマホネイティブ」など新しい言葉が続々と出ていますが、かつて家で見られるTVが誕生し普及したように、今の若者世代にも自然に浸透している「スマホ動画」。その中でもAbemaTVは開局から約1年となる2017年5月時点1700万ダウンロードを突破するなど、「一家に一台のテレビ」ではなく、「1人に1つのスマホテレビ」になる時代へ変わっていきそうですね。

 

このように弊社のプラットフォームでは、豊富な若年層モニターに対してリサーチやPRを行うことが可能です。

10代、20代に対するアンケート調査やプロモーションに興味をお持ちのマーケティング担当の方や、こんな調査をしてみて欲しい!という方は是非お問い合わせ下さい!