若年層リサーチ結果を発信する「TesTee Lab」では、今までは調査記事を中心に記事を公開してきましたが、その中でリサーチについてのご質問を数多く寄せられてきました。そのため「市場調査入門」では、そんな質問にお答えすべく、リサーチ自体へのご説明をしています。
今回は、市場調査実施を検討されている方や市場調査にご興味がある方に向けて、自社に合った調査のやり方が選べるように市場調査方法・分析手法ついてまとめてみました!ぜひご覧になってください!
目次
市場調査の目的とは?
まず、市場調査をする前に調査をする目的を明確にしておく必要があります。
市場調査の主な目的としては、物事を「数字」で把握できるようにし、具体的なマーケティングの施策を打つ際に役立てるということが挙げられます。
その施策が自社にとって有益なものとなるかどうかを概算することができ、失敗しにくく成功しやすいようにマーケティングを行うことができるのです。
では、その市場調査の目的を念頭に置き、今の自社に適した調査方法を探ってみましょう。
「定量調査」の市場調査方法
①インターネット
インターネット上で調査を行うため、比較的低コストでかつ早く集計をすることができます。しかし、インターネットを扱える環境にない人はこの手法では調査することができません。
②訪問調査
調査係が自宅に赴いて調査を行います。そのため、直接聞き取り調査をすることができ、精度の高いデータを得ることができます。しかし、この方法は直接人が派遣されるため、人件費とかなりの時間を要するというデメリットもあります。
③郵送調査
質問票を回答者に郵送で送ってもらう方法です。そのため、調査側からすると手間がかからず、より多くの人に調査を行うことができます。
しかし、逆に回答者側に郵送する手間がかかってしまうので回答されない場合があり、回答率が下がってしまう可能性があります。
④電話調査
調査員が直接電話をかけて行う調査方法です。これは、直接対象者の声を聞けるため、訪問調査同様により正確なデータを収集することが可能となります。
しかしこの手法は、設問数が多いと嫌がられてイメージダウンに繋がったり、途中で電話を切られてしまう可能性もあります。
「定性調査」の市場調査方法
①インタビュー
インタビュー調査には、1対1のインタビューとグループインタビューの2つの方法があります。この調査方法では、第三者である消費者の感想や本音を直接聞き取ることができ、運営側ではなかなか見えにくい部分に気付かされることがあります。
しかし、この方法は運営側だけでなく回答者側にも人件費がかかってしまいます。さらに、調査データがその会場にいる少人数の主観的な回答に左右されてしまうため、収集されたデータを正確に読み取る必要があります。
②ホームユーステスト
自社の商品を自宅に送り、実際に使ってもらって後日アンケートで評価してもらうという手法です。これは、実際に使ってみないと評価しにくい日用品などの調査を行う際に有効的です。ただし、使用者がSNSなどで拡散してしまうと、販売開始前に情報が漏えいしてしまう可能性もあります。
③テイストテスト
新商品やリニューアルしたものを実際に消費者に試食・試飲してもらう手法です。その商品コンセプトが実際に消費者に受け入れられるか、期待値と反応との間にギャップはないかなどを調査することができ、直接消費者の生の声を聞けたり、反応を見ることができます。
④ミステリーショッパー
自分の店やサービスを覆面調査員が自ら利用し、評価する方法です。これは、運営側ではなく消費者の目線に立ってそのサービスを客観視することができ、一般のお客様としての評価をすることができます。
⑤ショップアロング調査
調査員が店頭で商品購入者の行動を観察する方法です。その商品購入後にインタビューをし、購入までの購買行動(他の商品と比較したか、POPは見たかなど)を探ることができます。
市場調査方法・分析手法 あとがき
弊社テスティーは、インターネットを用いた市場調査を強みとしています!市場調査にご興味のある方は、まずはお気軽に弊社までお問い合わせ下さい!