若年層リサーチ結果を発信する「TesTee Lab」にて、20代〜30代の男女4,311名(20代男女2,197名、30代男女2,114名)を対象に「保健機能食品」に関する調査を実施しました。
保健機能食品の認知度や購入することの多い保健機能食品、また保健機能食品の表記による効果や保健機能食品の種類の認知度などの調査データをご覧ください!
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ご興味のある方は是非ダウンロードしてみてください!
※また、本記事の調査対象は20代・30代となっていますが、40代〜50代の調査データもダウンロードで閲覧出来るようになっております。
目次
保健機能食品に関する基本調査
まずは保健機能食品についての基本調査を行いました。
健康志向
まずはじめに20代〜30代の男女4,311名に対し、新型コロナウイルスの流行による自身の健康志向の変化を調査しました。
「新型コロナウイルスの流行以前に比べ、自身の健康について考える機会が増えましたか?」
ーーー「増えた」「どちらかというと増えた」20代男性:53.5%
20代女性:58.0%
30代男性:52.3%
30代女性:61.2%
どの性年代を見ても、半数以上の方が新型コロナウイルスの流行以前に比べて健康について考える機会が多くなったと回答しました。
健康を意識した行動内容
次に、調査対象者に対し、健康に気を配りどの様なことを行っていることかを調査しました。
性年代を問わず、「睡眠・休息の時間をしっかり確保すること」が第1位となりました。
女性に関しては、年代を問わず「栄養バランスを考えた食事を取ること」が第2位で3割以上となり、男性でも2割以上の人が意識している結果となりました。
以上より、人々の健康意識が大きく高まっていることがわかり、食事面から健康に気を配るという人が多くいるということがわかりました。
これらのことから、体をより健康に保つことのできる機能を持つ成分が含まれている、保健機能食品の需要は高まっていることが予想できます。上記を踏まえ、保健機能食品の市場規模について調査結果をみていきましょう。
保健機能食品の認知度
20〜30代の男女に対し、保健機能食品の認知度について調査しました。「保健機能食品を知っている」と回答した方は、20代で56.5%、30代では63.9%という結果になりました。
また、性別ごとの認知度を見てみると、
「あなたは保健機能食品を知っていますか?」
ーーー「知っている」20代男性:54.8%
20代女性:58.1%
30代男性:59.6%
30代女性:68.2%
という結果になり、男性よりも女性の方が、また20代よりも30代の方が認知度が高いということがわかりました。
購入することが多い保健機能食品
次に調査対象者全員に対し、直近1ヶ月以内に購入した保健機能食品について調査しました。
性年代を問わず「お茶」が最も多く、2割程度となりました。
また、次いで「ヨーグルト」や「乳酸菌飲料」をあげる人が多く見られました。
保健機能食品の中では、お茶・乳酸菌飲料・ヨーグルトの3つが人気であるということがわかりました。
保健機能食品の深掘り調査
続いて保健機能食品の深堀り調査を行いました。
保健機能食品の表記に対する効果
調査対象者に対し、商品のパッケージに保健機能が表記されているものと表記されていないもので、その商品に対して抱くイメージに変化があるかを調査しました。
「パッケージに保健機能(おなかの調子を整えます、脂肪の吸収をおだやかにします等)が書いてある商品に対し、そうした表記がないものと比べ、どの様なイメージを抱きますか?」
ーーー「とても効果がある」「若干効果があると感じる」20代男性 :52.9%
20代女性 :60.5%
30代男性 :49.1%
30代女性 :62.1%
以上の様に、パッケージに保健機能が表記されている商品の方が、表記がないものに比べより効果を感じられると考える人が、どの性年代でも半数、あるいはそれ以上いるということがわかりました。
パッケージにその食品が持つ効果を表記することで、よりその食品の効果を消費者に実感させることができると考えられそうです。
特定保健用食品・機能性表示食品・栄養機能食品の違い
上記の調査より、パッケージに保健機能を表記することで、その食品の持つ保健機能をより感じるようになる人が多いことがわかりました。
しかしその中でも、特定保健用食品・機能性表示食品・栄養機能食品の三つの種類があることを認識している消費者はどれぐらいいるのでしょうか。
3つの違いを認知している人の割合について調査しました。
「特定保健用食品・機能性表示食品・栄養機能食品の違いについて知っていますか?」
ーーー「違いをはっきりと認識している」「ある程度違いを認識している」20代男性:49.9%
20代女性:34.9%
30代男性:39.4%
30代女性:26.3%
「違いをはっきりと認識している」「ある程度違いを認識している」と回答した人は性年代によってバラツキが見られました。
男性に比べ女性の方が違いを認識している人が多く、さらに若い世代の方がより認知度が高い様子が見受けられます。
違いをある程度しっかり認識している人が一定数いるものの、「違いがあるのは認識しているがはっきりとは知らない」「聞いたことがあるもののはっきりとは知らない」と回答したしっかりとは認識できていない人は、20代男性では約4割、20代女性では約6割、30代男性では約5割、30代女性は約7割となっている現状が明らかになりました。
今回の調査ではコロナ禍での人々の健康意識の高まりや、保健機能食品の購入状況・意識が明らかになりました。
次回の調査記事では、特定の保健機能食品ジャンルについて深堀りした調査結果を紹介します。
またこの他にも、特定保健用食品・機能性表示食品・栄養機能食品のそれぞれに抱くイメージについても調査しました。こちらの調査データダウンロードからより詳細なデータが見られますので、是非そちらも併せてご覧ください!
あとがき
以上、「保健機能食品」に関する調査結果を紹介しました。
下部の集計データダウンロードより、記事中データ以外にも「保健機能食品購入経験者の健康志向」や「食品別の購入場所や購入シーン、購入することの多い商品名」など、記事内では取り扱うことのなかった40代以上の男女の様々な調査結果がご覧いただけます。興味がある方は是非ダウンロードしてみてください!
また、もしネットリサーチに少しでも興味がある、ちょっと話を聞いてみたい!という方がいましたら、弊社テスティーまでお気軽にお問い合わせ下さい。
調査データダウンロード
調査データ詳細
■調査期間 2021年1月27日(水)〜2021年2月6日(土)
■調査項目
<保健機能食品>
コロナ禍により健康に気を使うことは増えたか/健康のために行なっていること/直近1ヶ月以内に購入した食品/保健機能食品の認知度/保健機能の表記の有無によるイメージの差/保健機能食品の種類の認知度/直近1ヶ月以内に購入した保健機能食品/各保健機能食品ごとの購入シーン・期待する効果・購入することの多い商品名