今年から、選挙権年齢を「20歳以上」から「18歳以上」に引き下げられました。
若者のみなさんにとって「初めての選挙」はどのようなものだったのでしょうか?調査してみました。
半数以上が参院選の投票に参加
今回、半数以上の人が参議院選の投票に参加していることが分かりました。
最終投票率が54.7%だということを考えると結構多いですね。
しかし、自分の地域の当選者の名前と政党の両方を知っている人は3割という結果に…
また、名前も政党も知らない人は半数近くいるようです。
投票に行かない理由は「時間がなかったから」
投票に「行かなかった」と回答された方に詳しく調査したところ、「時間がなかった」が一番多いという結果に。
次いで「政治に興味がなかった」、「住民票のある場所にいなかった」などが主な理由として挙げられました。
時間や場所などタイミングが合わなかった人が多かったみたいですね。
その他の理由としてはこのようなものもありました。
期日前投票に行った(女性 19歳)
若い子が投票権持った瞬間、奨学金がって言い出すのでうそっぽいと思って(女性 19歳)
確かに、奨学金を借りているのに選挙権があるのは本人も気持ちが晴れないかもしれませんね。
また、今回は日曜日でしたから、学生などはアルバイトを入れていた人も多いのではないでしょうか。
投票に参加しなかったといえども、単に選挙に興味がない、というわけではないのですね。
1度行けば次も…となるのかも
選挙に「行った」と回答された方に今後も継続的に選挙に行こうと考えているか調査したところ、8割以上の方がまた行こうと思っているようです。
やはり、実際に足を運んでみることで変わるのかもしれません。
また、「分からない」、「行かない」と答えていた方に詳しく調査したところこのような理由がありました。
初めて投票してみていまいち投票してそれが意味あったのか分からないから(女性18歳)
政治がよく分からない(女性 19歳)
選挙に出馬してる人がわからないし、そもそも選挙の仕組みが曖昧である(女性 19歳)
しっかりと考えて投票するのも選挙や政治に対する知識がないと難しいですからね…。行かないという選択肢も一概に間違っているとは言えないのかもしれませんね。
初めての選挙だからこそ、意味のある選挙権にしたい
今後の選挙に要望がある人は2割という結果に。
このような意見を挙げられました。
若者にもわかりやすく公約を説明してほしい(女性 18歳)
学生だが友達に聞くとアルバイトなどで行かない人が多かった。最寄駅などで期日前投票ができると投票率が上がるのではないかと思う。(女性 19歳)
18歳以上は選挙に行けというならちゃんとした説明をするべき(女性 19歳)
もっと学校での政治の勉強を増やすべき(女性 19歳)
「政治を理解して参加したい」、「投票しやすい環境が欲しい」と思っている人が多いようです。
若者たちも真剣に考えている一面がよく伺えますね。
後記
以上、18、19歳という若年層の「初選挙」についての調査結果をご紹介しました!
「政治に参加する=投票する」ということなのでしょうか?投票していない人もじっくり考えて参加したいと思っているのではないでしょうか。
18歳に選挙権を引き下げたからこそ、何を改善するべきか見直す必要があるのかもしれませんね。
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