最近の若者にスポットを当てた若年層リサーチ結果を発信する「TesTee Lab!」にて
2017年、第48回衆議院議員総選挙の投票に関して18歳〜25歳の男女948名(18〜20歳479名、21〜25歳469名)を対象に調査を実施しました。
投票への参加予定や、政治ニュースの情報をどこから収集しているか
また、若者の考える「若者の投票率の上げ方」など、調査の結果をご覧ください。
若年層男女の投票参加予定率は約6割
まず、18〜25歳の選挙認知者の若年層男女948名を対象に2017年の衆議院議員総選挙おいて「投票に参加する予定はありますか?」と聞きました。
「投票参加予定あり」と答えた人は18歳〜20歳男女で47.8%、21〜25歳男女で44.1%となりました。
また、「期日前投票予定、投票済み」と回答したのは18歳〜20歳男女で17.7%、21〜25歳男女で19.2%となりました。
18〜25歳の若年層男女の約6割の人が投票に参加する意思があることが判明しました。
U25世代の約半数が国内政治への関心を持っていることが判明。
続いて、国内政治に関しての関心度を調査しました。
「関心がある」「やや関心がある」と回答した人は、18歳〜20歳男女で48.0%、21〜25歳男女で43.9%と約半数の人は国内政治に関して関心を寄せている様子が伺えます。
また、「どちらとも言えない」と回答した人は、18歳〜20歳男女で25.5%、21〜25歳男女で24.1%となりました。
「まったく関心がない」と回答した人は18歳〜20歳男女で9.0%、21〜25歳男女で17.3%となり
全体的に見ても今回が初の投票となる18〜20歳男女はより関心度が高いことが伺えます。
政治にまつわる情報は「テレビ」で収集している
さらに、選挙や投票に関してどのように情報収集をしているか調査しました。
「今回の選挙や投票に関しての情報はどのように収集しましたか?」と聞きました。
最も多かったのは「テレビ」という回答で、18歳〜20歳男女の71.4%、21〜25歳男女の66.5%となりました。
連日、テレビのニュースで取り上げられていることからも「テレビ」から政治にまつわる情報を収集している若年層が多いようです。
次いで、18〜20歳では「SNS」が26.5%、「ニュースサイト」が24.4%となりました。
21〜25歳では「ニュースサイト」が24.7%、「SNS」が24.1%となりました。
また、「その他」と答えた人からは「街頭演説」や「学校の授業」と言う回答が挙がりました。
若者に聞く「若者の投票率を上げるには・・・」
最後に、全員を対象に
「「若者は投票に行かない」と言われていますが、どうしたら若者の投票率が上がると思いますか?」
と、自由回答にて答えていただきました。多くの意見が寄せられたので、一部ご紹介します。
【情報に関して】
政治について学ぶカリキュラムを学生に義務づける(18歳男性)
政治に関して「むずかしい」というイメージが強いので、わかりやすくなると良いと思う(20歳女性)
若者向けの政策をもっと大々的にニュースなどで取り上げてると良いと思う。(18歳女性)
政党の特徴ごとにわかりやすくまとめた新聞、もしくはサイトを作る。 (19歳女性)
街頭演説は忙しくて足を止める暇もないし、テレビや新聞だけでは政策などがよく分からない。SNSやLINEの公式アカウントを作って各政党の政策などが把握できたら投票しにいこうと思う。(18歳女性)
全ての政党に共通した「子供向け」「若者向け」「労働世代向け」「お年寄り向け」…などの項目があり、それらの項目を元に公約を宣言すれば、有権者たちは、自分達の世代の公約を見比べることが簡単で、どの党が自分に合っているのかが明確になる。(19歳女性)
【投票制度に関して】
投票しなければ次回の投票権を失うみたいな制度。 これは、投票することによって個々に投票権を繋げていくシステム。(20歳男性)
投票日を平日にし、職場・学校でも投票できるようにする(20歳女性)
投票しに行くとクーポンやタダ券がもらえたり、試供品が貰えたりすると若者もだし、ほかの年齢層の投票率も向上すると思う。(20歳女性)
インターネット投票させてほしい。それなら、雨でも投票率がさほど変わらなくなるかも。あと、投票所で知り合いに会うのが嫌だ。(19歳男性)
住民票のある選挙区に投票するのでなく現住所の選挙区に投票する 地元を離れて一人暮らしする大学生にハガキを送り投票できるようにする(25歳男性)
日本人口が高齢化しているので、若者が投票した所で高齢者の票に負けてしまうのがわかりきっている。若者の票1.5点などにする(25歳女性)
【その他】
二十歳まで投票することを義務付けてみる。(18歳女性)
若者を引き付けるような公約を掲げる。(18歳男性)
有言実行をして信頼を得る(20歳女性)
もっと政治家が国にどんな働きをしているのか理解してもらう必要がある(23歳女性)
投票率の低さというデータを利用して、あと何人選挙に行けば、こんなに数字が変わって、逆転する、などたかが1票という意識を変えたい。(25歳女性)
「若者の投票率が低いから、政治家は若者向けの政策に力を入れない」ということを周知させる(22歳女性)
と、25歳以下の有権者が各々考えを持っていることが伺える回答が多く挙がりました。
後記
以上、若年層男女の「選挙・投票」に関する調査結果をご紹介しました。
調査対象:18〜25歳 / 男女 / 全国 / 自社モニター会員
割付方法:948サンプル(18〜20歳 479サンプル、21歳〜25歳 469サンプル)
このように、弊社のプラットフォームでは、豊富な若年層モニターに対してリサーチやPRを行うことが可能です。
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