10代〜30代女性のコスメECサイト利用率は？

若年層リサーチ結果を発信する「TesTee Lab」にて、10〜30代の女性4,404名(10代1,704名、20代1,486名、30代1,214名を対象にコスメに関する調査を実施しました。

コスメ購入時のEC利用率やその理由、重視する情報など調査結果をご覧ください。
※この記事は定点調査です。「コスメのEC利用に関する調査(2019年版)」

また、この調査データを無料でダウンロードできるようになっておりますので、ご興味のある方は是非ダウンロードしてみてください！

10~30代のコスメ購入時のEC利用経験率
- 10〜30代女性のコスメ購入場所
- コスメの購入にECサイトを利用する理由
コスメ購入時に重視すること
- ECサイトの商品ページで重視する情報は？
- 情報入手に最も利用されるのは「SNS」
コスメのEC利用調査あとがき
- 調査データダウンロード

10~30代のコスメ購入時のEC利用経験率

まず、10〜30代のコスメ購入場所を調査しました。

10〜30代女性のコスメ購入場所

コスメ利用者の10〜30代女性を対象にコスメの購入場所を聞いたところ、どの年代も「ドラッグストア」が第1位となり、利用者は8割を超える結果になりました。
年代に関わらず、ECサイトの利用率は今回の調査でも2割程度となりましたが、年代が上がるにつれECサイトが購入先として占める割合は高い様子が見受けられます。

【前回の調査との変化】

＜ECサイト利用率＞

　　10代　2019年：22.9%　→　2020年：26.9%(4.0pt増)
　　20代　2019年：26.0%　→　2020年：24.3%(1.7pt減)
　　30代　2019年：29.0%　→　2020年：30.4%(1.4pt増)

前回の調査からの変化では20代のみ1.7pt減となりましたが、10代・30代は利用者の増加が見られました。

コスメの購入にECサイトを利用する理由

【ECサイトの利用理由】

＜10代＞

　第1位：買いに行く手間がかからないから　　　　　　　　70.7%
　第2位：価格が安いから　　　　　　　　　　　　　　　　61.0%
　第3位：欲しいコスメが店舗で販売していなかったから　　39.7%

＜20代＞

　第1位：買いに行く手間がかからないから　　　　　　　　68.6%
　第2位：価格が安いから　　　　　　　　　　　　　　　　53.5%(同率)
　　　　ポイントが貯まるから　　　　　　　　　　　　　53.5%(同率)
　第3位：欲しいコスメが店舗で販売していなかったから　　39.3%

＜30代＞

　第1位：買いに行く手間がかからないから　　　　　　　　68.1%
　第2位：ポイントが貯まるから　　　　　　　　　　　　　57.0%
　第3位：価格が安いから　　　　　　　　　　　　　　　　56.4%

次に、コスメの購入場所として「ECサイト」を利用すると回答した人を対象に、ECサイトの利用理由を尋ねたところ、年代を問わず「買いに行く手間がかからないから」という回答が約7割と多いことが分かりました。そして、手間という理由の他には10代・20代は「価格」、30代は「ポイント」と利用理由に差があることが分かりました。

※「実際にECサイトで購入したことのあるコスメのブランド名」や「コスメの購入にECサイトを利用しない理由」などより詳細な調査データを無料でダウンロードすることができるので、是非そちらも併せてご覧ください！

コスメ購入時に重視すること

ECサイトの商品ページで重視する情報は？

「ECサイト」利用者を対象に、商品ページで重視してチェックする情報を聞いたところ、前回の調査と変わりなく全年代で「商品の口コミやレビュー」と回答した人が7割という結果になりました。

10代では「商品画像」が第2位で58.7%、20代・30代では「効果・効能の説明」が第2位で6割を超えたことから、他の年代と比べ前回の調査から見てもやはり10代は視覚的な情報を重視しているという様子が伺えました。

情報入手に最も利用されるのは「SNS」

【コスメに関する情報入手場所】

＜10代＞

　第1位：SNS　　　　　 85.5%
　第2位：YouTube　　　57.9%
　第3位：友人・家族　　 44.1%

＜20代＞

　第1位：SNS　　　　　 76.5%
　第2位：ウェブサイト　 38.5%
　第3位：YouTube　　　35.2%

＜30代＞

　第1位：SNS　　　　　 53.9%
　第2位：ウェブサイト　 41.9%
　第3位：店頭　　　　　 37.2%

コスメ利用者全般を対象に、コスメに関する情報入手場所を聞いたところ、全年代で「SNS」と回答した人が最も多く半数を超える結果となりました。また、30代では3位までに入らなかった「YouTube」が10代・20代では上位にランクインしていることから、若年層はYouTubeを情報収集の場としても利用しているという様子が伺えます。

実際に使用した人の意見や使用感を知ることのできる媒体が好まれているのは今回の調査でも変わらないようです。