若年層リサーチ結果を発信する「TesTee Lab」にて、20代男女2,052名(20代男性1,001名、20代女性1,051名)を対象に暗号資産に関する調査を実施しました。
暗号資産(*1)の認知度や保有率、普及に関する意識調査を行いました。
ホワイトペーパー内では暗号資産の保有ウォレット種類や
今後、ブロックチェーン技術で期待される分野などをご覧いただけます。
なお、本調査は2018年2月に行なった「仮想通貨に関する調査」の定点調査となりますので、あわせてご覧ください。
調査データは無料でダウンロードが可能です。ご興味のある方は是非ダウンロードしてみてください!
暗号資産の保有率
暗号資産認知度
20代男女2,052名を対象に暗号資産の認知度を調査したところ、「知っている」と回答した人は男性で47.8%、女性で33.4%、「聞いたことはあるが詳しくは知らない」と回答した人は男性で31.4%、女性で41.2%となりました。
暗号資産保有率
次に、「暗号資産を知っている」と回答した人を対象に、暗号資産の保有に関して調査しました。
「保有している」と回答した人は20代男性で25.1%、20代女性で8.0%となりました。
また、「保有したいが方法がわからない」と回答した人は20代男性で19.0%、20代女性で15.7%、「興味はあるが保有したいとは思わない」と回答した人は20代男性で29.7%、20代女性で38.5%となりました。
利用取引所
「暗号資産を保有している」と回答した20代男女148名(男性120名、女性28名)を対象に「利用している取引所」を聞きました。
【現在、利用している取引所】
第1位 Coincheck 37.8%
第2位 GMOコイン 24.3%
第3位 bitFlyer 23.6%
男女ともに最も多かったのは「Coincheck」となりました。
暗号資産に関する情報収集方法
続いて、「暗号資産に関する情報収集方法」を聞きました。
【情報収集方法】
第1位 ニュース 55.4%
第2位 SNS 31.1%
第3位 個人ブログ 24.3%
最も多かったのは「ニュース」、次いで「SNS」、「個人ブログ」となりました。
暗号資産、決済としての普及
決済としての普及期待度
暗号資産という言葉を「知っている、聞いたことがある」と回答した20代男女1,576名を対象に「暗号資産は日本でも決済方法として広まると思いますか?」と聞きました。
「(広まると)思う」と回答したのは男性で43.9%、女性で31.3%となりました。
決済としての期待と不安
最後に、「暗号資産が決済方法として広まると思う」と回答した人を対象にその理由を聞きました。
【決済方法として広まると思う理由】
利用者が増えていて、安全性が向上されそうだから(22歳女性)
仮想通貨が世界標準になったら、日本でも使わないわけにはいかないから(22歳女性)
SNSや口コミがどんどん広めていくと思うから(26歳女性)
周りでやってる人が多いから(27歳男性)
利用している人が多いと聞くから(23歳女性)
インターネットなど仮想空間を介したビジネスシーンが増えているため(24歳女性)
キャッシュレスの一環として広がる可能性が考えられるから(26歳男性)
通貨発行権による貧富の差を無くそうとする力が強くなるため(28歳男性)
仮想通貨の知名度が上がってきている気がするから(28歳女性)
暗号資産を保有している人が周りにいる、知名度が上がっているという点や
キャッシュレスの推進とともに普及していくのではないかという意見が挙がりました。
一方、「(広まらないと)思う」と回答した人からは
【決済方法として広まらないと思う理由】
現金思考が根付いていてクレカの利用も普及しきってないのに仮想通貨が普及するとは思えない(21歳男性)
今の時点で決済方法が多すぎて、またこれから増えるとパニック(24歳男性)
価格変動が激しいので通貨としては使えないと思います(29歳男性)
日本は現金の信用度が極度に高い為、キャッシュレスは多数派にはならない(29歳男性)
仮想通貨について深く知る機会がないから(28歳男性)
災害が起きたことを想定し現金を手元に持っておきたいと考える人が一定数いると思うので(26歳女性)
セキュリティ問題を解決出来ないと安心して利用出来ない(25歳女性)
仮想通貨の言葉は聞いた事あるけど内容知らない。って人がいっぱい居ると思うから(23歳女性)
現金の信用が高いことや、学ぶ場がなく不明瞭な点が多いことなどが挙がりました。
暗号資産 あとがき
以上、暗号資産に関する調査結果をご紹介しました。
下部の集計データダウンロードより、詳しい回答結果ご覧いただけます。
*本記事のホワイトペーパーは「【2019年】貯金・資産運用資産に関する調査」と同時調査した集計結果となります。
(*1)調査実施時の表記は仮想(暗号通貨)通貨、記事内は2019年5月31日の名称変更に伴い暗号資産と統一表記しています。
*本調査内容を転載・ご利用いただく場合は、弊社サービスのクレジット
「TesTee(テスティー)調べ:https://www.testee.co」の表記をお願いします。
■調査期間:2019年6月3日(月)
■調査項目
〈基本項目〉貯金の有無/貯金額/貯金方法
〈資産運用〉資産運用有無/資産運用のきっかけ/資産運用方法/資産運用意欲
〈暗号資産〉認知/決済方法/保有率/利用取引所/保管方法/保有時期/利益額/損失額/情報収集方法