ネットリサーチを行う前に知っておきたい用語10選

若年層リサーチ結果を発信する「TesTee Lab」では、今までは調査記事を中心に記事を公開してきましたが、その中でリサーチについてのご質問を数多く寄せられてきました。

なので「市場調査入門」では、そんな質問にお答えすべく、リサーチ自体へのご説明をしています。

今回は、ネットリサーチ実施を検討されている方やネットリサーチにご興味がある方に向けて、ネットリサーチを行うにあたり知っておきたい用語をご紹介します。

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ネットリサーチ用語【基本編】

まずは、ネットリサーチを行う際に当たり前に使われる基本用語からご紹介します。

サンプル

サンプルとは調査対象として母集団から選ばれた回答者を表します。サンプルは”ss”や”s”と表記することもあります。

例:20代の女性500サンプルを回収する。

セグメント

地域や性別、年齢など、回収したいターゲットの条件を表します。

例:20代男性セグメントと20代女性セグメントをそれぞれ回収したい。

割付

セグメントに応じて回収数を配分することを表します。

例:20代1,000サンプルを20代男性セグメント500サンプル、20代女性セグメント500サンプルずつに割付を行い回収する。

スクリーニング

母集団の中からターゲットとなるセグメントを抽出することを表します。

例:20代女性1,000サンプルから、特定の化粧品メーカーを利用しているサンプルのみをスクリーニングする。

ネットリサーチ用語【調査手法編】

次に、ネットリサーチの調査方法を3つご紹介します。

定量調査

結果を数値として捉えられる調査手法を定量調査と呼びます。『結果を「〇〇%」とアウトプットできる調査』とも定義できます。

例:認知率、利用率など

定性調査

定量調査とは違い、結果を数値として捉えられない調査手法を定性調査と呼びます。

例:グループインタビュー、デプスインタビュー、自由回答(FA)

定点調査

時系列比較のため、一定期間ごとに同様の調査を実施することを指します。施策の効果測定や、自社のポジショニング把握などで利用します。

例:NPS®調査

ネットリサーチ用語【調査票編】

最後に、実際に調査票を作成する際に必ず出てくる用語をご紹介します。

単一回答(SA)

単一回答(SA)は、選択肢の中から回答者に1つのみ選んでもらう形式の設問です。

設問例:性別、居住地域、利用頻度

複数回答(MA)

複数回答(MA)は、選択肢の中から回答者に1つ以上選んでもらう形式の設問です。

設問例:趣味、利用サービス といった複数選択する可能性のある設問

マトリクス設問(MT)

マトリクス設問(MT)は、複数の項目に対して同様の選択肢を選んでもらう形式の設問です。

設問例:利用しているサービス(YouTube、LINE、Twitter)の利用頻度

<マトリクス設問例>

自由回答(FA)

自由回答(FA)は、設問の中に選択肢を用意せず、回答者自身に回答を用意してもらう形式の設問です。

設問例:利用サービスへの要望

 

あとがき

以上、ネットリサーチ用語10選に関してご紹介しました。

まずは基本用語を知っておくことで、スムーズな調査の実施が行えると思いますので、ぜひご参考にしていただければと思います。

リサーチをご検討されている方は、是非お問い合わせ下さい!

注:NPS®は、ベイン・アンド・カンパニー、フレッド・ライクヘルド、サトメトリックス・システムズの登録商標です。