【永久保存版】「調査企画・調査設計」の方法と手順

市場調査 入門

若年層リサーチ結果を発信する「TesTee Lab」では、今までは調査記事を中心に記事を公開してきましたが、その中でリサーチについてのご質問を数多く寄せられてきました。

今回は、ネットリサーチ実施を検討されている方やネットリサーチにご興味がある方に向けて「調査企画」や「調査設計」をどのように行えばいいのか、について説明していきます。

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市場調査で重要なことは?

まずは調査企画・設計の方法について説明する前に、実際に調査を実施するまでの流れについて触れていきたいと思います。

基本的な流れとしては以下のように進めていくこととなります。

①打ち合わせ
②調査企画・設計
③調査実施

この際、最も大事なのは「調査企画・設計」です。では、具体的にどのようなことを行うのでしょうか。

「調査企画・設計」をするには、まず「マーケティング課題の発見・整理」「リサーチ課題の明確化・仮説の設定」「調査企画の立案」を行っていきます。

マーケティング課題とリサーチ内容

「マーケティング課題の発見・整理」とは、具体的にはマーケティングを行う際に課題・ネックとなっていることを「調査できること」と「調査ができないこと」にカテゴライズし、リサーチをする内容を明確にしていきます。

リサーチ内容を明確にした段階で、具体的な調査テーマ(調査企画・設計)へと落とし込んでいきます。つまり、効果的な調査を行うには打ち合わせ(マーケティング課題の発見・整理〜調査企画の立案)がとても重要な項目となります。

調査企画・設計について

ここからは「調査企画・設計」つまりは「アンケート」をどのように作成していくのかについてお伝えしていきます。

「調査企画・設計」をするにあたり以下を意識すると効果的です。

目的設定

調査の目的を明確にする。
漠然とした目的ではなく、可能な限り調査内容を細分化し、自社の優先順位の高い目的を選びます。つまり、なぜ調査をするのか?といった部分を明確にします。また、最終的に調査結果をどのように使用するのか予め決めておくことも重要です。使用方法も決めておかなければ、調査しただけで得られるものは何もなかった、ということになりかねません。

現状把握

自社、もしくは市場の現状を把握する。
現時点での自社の「強み」や「弱み」を具体的にすることは勿論のこと、市場感や需要の把握などを行います。

仮説の設定

目的や現状を基に仮説をたてる。
ここでの仮説とは「調査結果の予測」をたてることを言います。仮説をたてる理由としては、その仮説がアンケート調査での「選択肢」になり、結果的に効果的な調査を行うことに繋がるからです。

予算/期限の設定

調査にかけられる費用と時間を把握する。
「マーケティングリサーチや市場調査」にかかる費用と時間は調査手法によって様々です。調査方法によっては調査までに時間がかかりますので、期間や予算を見誤ると事業計画にずれが生じる可能性もあります。ある程度余裕をもって取り組むことが望まれます。

調査設計の際に意識すること「まとめ」

・なぜ調査をするのか
・誰を対象とした調査なのか
・何について調査するのか
・どのように調査を行うのか
・具体的にどんなことを聞くのか
・どのくらいのサンプル数を集めるのか

あとがき

以上、市場企画・設計についてご紹介しました。

調査をするにあたり、目的や課題を明確にしていくのは簡単なこととは言えません。難しいと感じる点や、ご不明点がありましたら、まずは調査会社に相談してみることをオススメします。

リサーチをご検討されている方は、是非お問い合わせ下さい!