市場調査の「座談会」ってなに?メリットとデメリットを徹底解説!

若年層リサーチ結果を発信する「TesTee Lab」では、今までは調査記事を中心に記事を公開してきましたが、その中でリサーチについてのご質問を数多く寄せられてきました。

今回は、市場調査実施を検討されている方や市場調査にご興味がある方に向けて、市場調査の方法の一つである「座談会」について解説します。

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そもそも座談会(グループインタビュー)とは?

座談会とは、約3〜10名ほどのモニターが決められた場所に集まり、グループインタビューの形式で質疑応答することを言います。座談会形式での調査では消費者の生の声を直接伺い、商品開発等に役立てることが可能となります。

また、モニター同士が話し合うことで製品の改善などに繋がる意見も生まれやすく、「商品・サービス」の改善を考えている企業にとって有効的な市場調査の方法と言えます。

座談会のメリットについて

座談会のメリットとしては、定性調査ができるという点です。

定性調査とは、数量や割合では表現できない定性データを収集し読み解くことで課題解決へのヒントを得る方法(詳しくはこちら)のことであり、座談会などのグループインタビューがそれに当たります。

そして、座談会で消費者の生の声を聞いて深層心理を理解することで、消費者がなぜそれを買ったのか、またどのようにしてそれを買ったのかなど、数字では表すことのできない「WHY」や「HOW」を把握することができます。

座談会のデメリットについて

しかし、座談会にはデメリットも多く存在します。

一つ目は、料金が高いという点です。まずは、委託会社に支払う基本料金が発生します。これは質問数やその内容の難易度、募集人数によって変動しますが、高額なものだと500,000円以上する場合もあります。

また、座談会は消費者にとってはバイトでもあるため、謝礼金を支払わなければなりません。その相場はだいたい1人5,000円〜10,000円くらいであり、それを人数分払うことになります。加えて、座談会を行う会場のレンタル料もかかることになります。

二つ目は、機会費用がかかるという点です。座談会は対面形式のため、その時間にできたはずの他の業務を削り、わざわざ開催する時間を設け、会場に実際に向かわなければなりません。

これは消費者も同じです。確かにバイトではあるものの、それでも他の時間を削って座談会に参加しなければなりません。そのため、直前になってキャンセルされ、必要なデータ数を得ることができなくなってしまう可能性もあります。

あとがき

弊社は若年層を強みとした市場調査サービスを提供しております。

自社製品・サービスの向上や改善のために定性調査を行いたい方は、是非お問い合わせ下さい!