パソコン・ネットリテラシーに関する調査【学生対象】

若年層リサーチ結果を発信する「TesTee Lab」にて、高校生・大学生の男女2,403名(男子高校生554名、女子高校生591名、男子大学生588名、女子大学生670名)を対象に「パソコン・ネットリテラシー」に関する調査を実施しました。

パソコンの所有率、所持しているパソコンについてやネットリテラシーの認知率に関してなどの調査結果を御覧ください!

また、この調査データを無料でダウンロードできるようになっておりますので、ご興味のある方は是非ダウンロードしてみてください! 

パソコンに関する基本調査

まずは、パソコンに関する基本調査を行いました。

パソコンの所有率

高校生・大学生の男女2,403名を対象にパソコンを所持しているかどうかを聞いたところ、「パソコンを持っている(自分専用・家族兼用・専用と兼用両方)」と回答した人は高校生が7割、大学生が9割となり、その中でも「自分用のパソコンを所持している」と回答した人は高校生は24.0%、大学生は70.9%という結果になり、高校生よりも大学生の方がパソコンの所有率が高いことが分かりました。

また、パソコンを持っていないと回答した人のうち「パソコンが欲しい」と回答した人は高校生が73.6%、大学生は54.5%という結果になりました。

パソコンを購入したきっかけ

【パソコンを購入したきっかけ】

<高校生>

 第1位 趣味のため        50.9%
 第2位 学業で必要になったため  37.2%
 第3位 暇つぶしのため        4.6%
 

<大学生>

 第1位 学業で必要になったため  82.0%
 第2位 趣味のため        13.8%
 第3位 暇つぶしのため        2.4%

続いて、自分専用のパソコンを所持していると回答した人を対象に「パソコンを購入したきっかけ」を尋ねたところ、高校生の第1位は「趣味のため」、大学生の第1位は「学業で必要になったため」と年代で購入したきっかけに違いがあることが分かりました。

持っているパソコンについて

次に、持っているパソコンについて調査しました。

まず、持っているパソコンの種類(型)を尋ねたところ、どの年代でも「ノートパソコン」と回答した人が半数以上となり、次に持っているパソコンのメーカーについて聞いたところ、高校生は「SONY(ソニー)」、大学生は「富士通」と回答した人が多いことが分かりました。

以下は第2位が「Apple(アップル)」、年代で順位は違うものの「東芝」、「Microsoft(マイクロソフト)」が続いて支持されているようです。

※第4位以下のランキングや「その他」と回答した人の自由回答など、より詳細な調査データが無料でダウンロードできるようになっておりますので、是非そちらも併せてご覧になってください!

環境整備と「ネットリテラシー」について

パソコンの環境整備状況

【パソコン環境を整えるために契約・購入したものの有無】

<高校生>

 契約・購入したものがある 31.3%

<大学生>

 契約・購入したものがある 38.0%

次に、パソコンを利用する環境を整えるために契約・購入したものがあるかどうかを聞いたところ、「契約・購入したものがある」と回答した人は高校生・大学生共に3割という結果になりました。更にどんなものを契約・購入したのかを自由回答にて尋ねました。

<高校生>

Wi-Fi マウス イヤホン(15歳 男性)

マウスパッド、マウス、キーボード、外付けHDD、144hzモニタ、ペンタブ、FL studio(17歳 男性)

パソコンを使う際の机、台、冷却機(17歳 女性)

WiFi、コピー機(17歳 女性)

<大学生>

マウス、office、セキュリティソフト(20歳 男性)

WordやExcel、ウイルスソフト(23歳 男性)

ブルーレイカットメガネ、マウスパッド、ライト(19歳 女性)

wifiとデスクトップ、マウス、キーボード(22歳 女性)

「Wi-Fi」や「マウス」という回答が多く、高校生では「デスク」や「イヤホン」、大学生では「セキュリティソフト」や「Excel・Word・Officeなどのソフト」といったものが挙がりました。高校生と大学生では購入したものに多少の違いがあるようです。

ネットリテラシーについて

「ネットリテラシー」という言葉の認知率を調査しました。

パソコンに関する調査画像3※「ネットリテラシー」は、「インターネット」に「物事を正しく認識できる」という意味の「リテラシー」をくっつけた和製英語で、ネット上の情報の正誤や確からしさの判断能力を指した言葉です。(TesTeeLab「若年層のパソコン事情調査記事」より引用)

「ネットリテラシー」という言葉を知っているかどうかを聞いたところ、高校生は57.2%、大学生は62.9%の認知率と言う結果になりました。2017年にTesTeeLabで行った若年層のパソコン事情調査から約2割〜3割程認知率が上がっており、「ネットリテラシー」という言葉が浸透してきた様子が伺えます。

インターネットを利用する際に気をつけていることは?

また、「インターネットを利用する際に気をつけていること」を自由回答にて聞いてみました。

<高校生>

インターネットを使う際は誹謗中傷などをしない(16歳 男性)

個人情報を守るためにしっかり安全性を調べて使用している(17歳 男性)

嘘の拡散をしないように、拡散する際は情報のソースを確認する。人が気分を害する発言はしない。(15歳 女性)

情報収集の際、誤った情報に騙されたり詐欺に遭ったりしないよう、URLや複数の情報源を確認するようにしている。(18歳 女性)

<大学生>

ウイルスバスターが起動しているか毎回確認する(19歳 男性)

安易に個人情報を書き込まない(20歳 男性)

自分の発言に責任を持つ。他人に不快感を与える発言はしない。むやみに個人情報を書き込まない(19歳 女性)

セキュリティ面に関してパソコンは極力更新し、不正なウェブサイトには飛ばないようにし警告するようなシステムもつけている。(22歳 女性)

「誹謗中傷をしない」や「他人に不快な思いをさせるようなことはしない」、「個人情報漏洩をしない」「ウイルスやデマ情報に気をつける」など、様々な意見が挙がりました。

インターネットが前よりもさらに普及したことにより、「ネットリテラシー」認知率も上がり、若年層からも他人を思いやる気持ちや自己防衛についてしっかりと考えられているという様子が伺えました。

あとがき

以上「パソコン」に関する調査結果をご紹介しました。

下部の集計データダウンロードより、
パソコンを所持しない人の理由
パソコンの使用用途や使用頻度
など記事中データ以外の調査結果もご覧いただけます。

ネットリサーチに興味がある、どんな調査が可能か話を聞いてみたいという方は
テスティーリサーチへお気軽にお問い合わせ下さい!

調査データ ダウンロード

 

調査データ 詳細

■調査期間:2020年6月15日(月)〜 2020年5月17日(水)

■調査項目
<全体情報>パソコンと聞いて思い浮かぶメーカー/持っているスマホの種類/パソコンの所持率/所持していない人のパソコン所望欲/欲しくないと答えた人の理由/パソコン購入者/パソコン購入時期/パソコンを購入したきっかけ/所持しているパソコンの種類/持っているパソコンのメーカー/パソコンの利用頻度/パソコンの使用用途/パソコン環境整備のために契約・購入したもの/ネットリテラシー認知率/インターネット利用時に気をつけていることの有無/インターネット利用時に気をつけていることの自由回答

*調査結果から、本調査内容を転載・ご利用いただく場合は、弊社サービスのクレジット
「TesTee(テスティー)調べ:https://www.testee.co」の表記をお願いします。

ネットリサーチについて

本記事のように、弊社テスティーでは「若年層向け」のネットリサーチを強みとしています。一般的に回収が難しいとされる若年層パネルも、テスティーなら業界最大の回収数で調査することができ、具体的には中学生なら1,000件/日、高校生なら4,000件/日の回収が可能です。

また、テスティーでは、アクティブなユーザーが多く存在する自社アプリを用いてネットリサーチを行なっています。そのため、一般的な調査対象であれば「1時間で3,000件以上」の回収が可能です。ローデータ納品までであれば即日、レポーティングまでであれば一週間以内での納品も可能です。

ネットリサーチに少しでも興味がある、またはネットリサーチを検討しているという方は、お気軽にお問い合わせください。弊社の専門家が丁寧にヒアリングし、お客様にとって最適な方法を一緒に模索します。