最近は20度を超える日もあり、まるで夏を思わせるような陽気が続いています。そんな暑い日にはすっきりさわやかな冷茶が美味しいですね。
今回は、お茶系飲料の中で人気商品の1つである「お~いお茶」について10代〜30代の3,021名(10代:1,002名、20代:1,013名、30代:1,006名)を対象に「お~いお茶」の市場調査を行いました。
「お~いお茶」についての調査レポートをご覧ください!
目次
お茶系飲料の購入者調査
まず、「市販のお茶を購入するか」について調査しました。
10代、20代、30代とすべての年代において、8割以上の人が市販のお茶を購入することが判明しました。
また、お茶を購入する人の割合は年代が上がるにつれ、徐々に増えていることもわかりました。
ではここから、「お~いお茶」に焦点を当てて見ていきましょう。
「お~いお茶」基本調査
<商品知名度>
「お〜いお茶」の商品知名度の調査を行いました。
10代77.4%、20代76.8%、30代78.2%と全年代の約8割の人が「購入したことがある」と回答。「名前は知っている」という人も含めると全年代で9割以上の人が「お~いお茶」を認知しており、その知名度の高さがわかりました。
<購入頻度>
「お~いお茶」を「購入したことがある」と回答した人を対象に購入頻度を伺いました。
「お~いお茶」を「1ヶ月に1回以上購入する」と回答した人は、10代で41.1%、20代で44.4%、30代で46.5%という結果になりました。
年代が上がるにつれ、「お~いお茶」の購入頻度は上がる傾向にあることがわかりました。
<伊藤園ブランド認知度>
「お~いお茶」の販売元である伊藤園のブランド認知について調査しました。
「お~いお茶」を「購入したことがある」「名前は知っている」と回答した人を対象に、「お~いお茶」を販売している企業名について聞きました。
「お~いお茶」の販売元について「知っている」を回答した人は10代で47.8%、20代で59.3%、30代で70.0%となり、10代においては「お~いお茶」の販売元を認知している人が5割以下にとどまっていることが判明しました。「お~いお茶」の販売元は「伊藤園」ですが、「永谷園」「SUNTORY」「伊右衛門」といった回答も目につきました。
「お~いお茶」購入時の意識・場面調査
<購入時の消費者思考>
「お~いお茶」を購入する際の意識調査を行いました。
「お~いお茶」を購入する際に「買うことを決めている」と回答した人は10代で10.6%、20代で9.8%、30代で9.9%という結果になり、「お~いお茶」購入経験者の内およそ10%はお茶といえば「お~いお茶」と決めているようです。
<購入・選択理由>
「お~いお茶を買うことを決めている」「他の商品と比較して購入する」と回答した人それぞれを対象に、「お~いお茶」購入時の理由を自由回答で収集し、それぞれ多く得られた回答をまとめました。
【「お~いお茶」を買うことを決めている人】
「お~いお茶」を買うことを決めている人は、「クセがない」「(ほうじ茶や玄米茶などの)色々な種類のお茶がある」「ご飯と合う」「味への安心感がある」という意見が多く集まり、特に味を重視している傾向がありました。
【他と比較して「お~いお茶」を買う人】
他商品と比較して「お~いお茶」を買うと回答した人は「ブランドの安心感」「定番」「手頃な値段」「味」「クセがない」という理由から、「買いたい商品」や「好きな商品」などが無い時に「お~いお茶」を選ぶ場合が多いことがわかりました。
<お~いお茶購入場所>
「お~いお茶」の購入場所について調査しました。
「お~いお茶」を月1回以上購入する人を対象に「お~いお茶」を買う機会が一番多い場所を聞きました。
どの年代でも「コンビニ」という回答が最も多く、10代で50.2%、20代で53.0%、30代で54.4%という結果になりました。
この調査では年代が上がるにつれ、コンビニで購入する人の割合が増え、自動販売機で購入する人の割合が減っています。
<お~いお茶消費場面>
「お~いお茶」を最も飲む場面について調査しました。
10代、20代では「仕事や勉強中」という回答が最も多く集まり、30代では「食事中」という回答が1位となりました。
全体として、「仕事や勉強中」「移動中」「食事中」に「お~いお茶」を飲む人が多いことが判明しました。
「お~いお茶」消費者との関係調査
<お~いお茶への不満や要望は?>
「お〜いお茶」への不満や要望について調査すると、以下のような結果になりました。
どの年代においても「不満・要望がある」と回答した人は1割にも満たない結果となっています。
全体の92.4%が「不満・要望はない」という結果から、「お~いお茶」への満足度の高さが伺えます。
少ないながらも挙げられた不満・要望の中で、複数人から挙げられたものが以下のような意見です。
カフェインゼロまたはカフェインの量が少ないものが欲しい
ペッドボトルが柔らかい、へこみやすい
特にカフェインへの要望が複数見られたことから、消費者は妊婦さんや小さな子どもでも安心して飲めるものを求めていると言えそうです。
キャンペーン調査
<ポケストップ・ジム付自動販売機の認知度・効果>
伊藤園の自動販売機の一部が、「ポケモンGO」のポケストップやジムとしてゲーム内に登場することが2017年2月に発表されました。
この情報の認知度について調査しました。
「知っている」と回答した人は10代で12.1%、20代で8.2%、30代で8.8%と、認知はまだ広がっていないようです。
「知っている」と回答した人はポケストップとなる自動販売機へ実際に行ったことがあるのでしょうか。「知っている」と回答した人を対象にさらにリサーチしました。
「知っている」と回答した人の内、10代で41.3%、20代では36.1%、30代では53.9%の人がポケストップやジムの設置された自動販売機に行ったと回答しました。
「知っている」と回答した内の4割強の人が実際に行動している結果を見ると、ポケストップやジムについての認知を高めれば、その効果は期待できるのではないでしょうか。
<伊藤園新俳句大賞の知名度・参加率>
最後に、「お~いお茶」のパッケージでも紹介されている「伊藤園お~いお茶新俳句大賞」について調査しました。
「お~いお茶」を知っていると回答した人の内、10代で59.2%、20代で61.4%、30代で60.2%が「伊藤園お~いお茶新俳句大賞」を知っていると回答しました。
また、応募したことがある人も意外にも多く、10代では1割以上の人が「応募したことがある」と回答しています。
「新俳句大賞」に対してどのような感想を持っているのでしょうか。
「伊藤園お~いお茶新俳句大賞を知っている」と回答した人を対象に感想をたずねました。
「伊藤園お~いお茶新俳句大賞を知っている」と回答した人の内、10代で84.7%、20代で86.0%、30代で86.5%が「良いと思う」と回答。およそ9割の人が好印象であることが判明しました。
新俳句大賞は平成元年(1989年)から始まり今年で29年目を迎えます。今日に至るまで続いていることからも、長きに渡り親しまれていることが伺えます。
後記
以上、「お~いお茶」の市場調査についてご紹介しました。
私もお弁当と「お~いお茶」はセットのイメージがあります。
新俳句大賞もおもしろいですよね。すごい悲しくなるような俳句もたまに載っていますが。。。
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