「SNS」という言葉。みなさん、一度は耳にしたことがあるんではないでしょうか?
Social Networking Service(ソーシャルネットワークサービス)の頭文字を取った略称で
人同士のつながりを目的としたコミュニケーション・サービスのことを指します。
今回は「TesTee」ユーザーの内、10代20代の男女計2,010名を対象に「SNS」について調査しました!
若年層のSNS利用率や利用頻度の高いSNSとは・・・!徹底調査の結果をご覧ください。
目次
10代、20代の利用率1位はやっぱり「LINE」!
まず、SNSの利用について調査しました。
「利用している」と答えた人は10代で76.1%、20代で76.0%となりました。
続いて、SNSを利用していると答えた人に「LINEを利用していますか?」と尋ねたところ
10代の93.1%、20代の89.5%と、SNS利用者のおよそ9割が「LINE」を利用しているという結果となりました。
2016年6月に、10代女性を対象に行った「SNS利用状況調査(下記グラフ参照)」と比較してみても、LINEの利用率は変わっていないことがわかります。メッセージの交換以外にもニュース機能を新たに搭載するなど、利用者を飽きさせない工夫が高い利用率を保つ秘訣なのかもしれません。
「使っているSNSを教えてください」〈2016年6月実施:10代女性、1,335名対象〉
(関連リンク:2016年6月 SNS利用状況調査結果)
さらに、「LINE友達」の人数を伺いました。
ばらつきはあるものの、6割以上の若年層は30人以上のLINE友達がいることが判明。
「150人以上」と答えた人にLINE友達の人数を聞いたところ、300〜400人程度の人が多く、最高人数は10代が550人、20代が630人となりました。
比較対象として、デフォルトで入っている連絡先ツールに「連絡先(メールアドレスや電話番号)を登録している人数」を聞いたところ
なんと、10代では51.5%と半数以上の人が「連絡先を登録している人数」は「10人未満」であることが判明しました。そして、20代でも「30人未満」との回答が半数以上を占めることが判明。
LINE友達の数で「10人未満」もしくは「10〜30人未満」と答えた人は10代で25.7%、20代で38.4%だったことから、いまの若者は「メールアドレスや電話番号」を交換せずに「LINE」を交換して連絡を取り合っていることが伺えます。
この事象から見ても、若年層におけるLINE利用率の高さは頷けます。
若年層に聞いた、SNSの利用率と、その利用頻度は・・・?
次に、10代20代の男女に「LINE以外」で利用しているSNSについて調査しました。
第1位は10代、20代ともに「Twitter」となりました。
10代は約半数が「snow」を利用していますが、「Facebook」の利用率は18.8%と低く
代わりに「Google+」が26.5%という結果になりました。
20代では、4割以上の人が「Instagram」および「Facebook」を利用しているという結果に。
10代、20代の間でもSNSの利用方法には世代ごとに特徴があることが判明しました。
さらに、利用しているSNSの中で「一番利用頻度の高いSNS」を尋ねたところ
〈10代〉
第1位 63.6% LINE
第2位 26.4% Twitter
第3位 4.6% Instagram
〈20代〉
第1位 68.0% LINE
第2位 17.3% Twitter
第3位 5.8% Facebook
10代の63.6%、20代の68.0%が「LINE」と回答し、10代、20代ともに利用頻度の高いSNS第1位となりました。
利用頻度の側面から見ても、「LINE」は若年層から圧倒的支持を得ていることが伺えます。
10代、20代ともに半数以上が「企業・ブランドのアカウント」をフォロー・友達追加している!
「SNSを利用している」と答えた人に、企業やブランドのアカウントをフォローもしくは友達追加しているか尋ねました。
10代の61.6%、20代の58.7%が「している」と回答し、およそ6割の若年層がSNSツールで企業と繋がっていることが判明しました。さらに、「どのSNSでフォロー・友達追加していますか?」と尋ねると
「LINE」が最も多く、10代で87.7%、20代で83.0%
「Twitter」がそれに続き、10代で51.9%、20代で40.4%という結果になりました。
企業のアカウントをフォロー・友達追加する理由としては、10代の42.4%、20代の50.2%が「お得な情報やクーポンがもらえる」と回答し、最も多い理由として挙がりました。
他にも「自分がもともとその企業・ブランドの顧客である」「新情報がいち早く見られる」というのも企業アカウントをフォロー・友達追加をするきっかけになることがわかりました。
「若者のSNS疲れ」は本当?SNSをやっていない人の「やらない理由」とは
少数派だったものの、10代の23.9%、20代の24.0%が「SNSをやっていない」と回答しました。
そこで、SNSをやっていない人にスマートフォンの用途を尋ねました。
10代の38.8%、20代の39.0%と約4割が「ゲームや動画視聴」と回答。
さらに、「SNSをやらない理由」を尋ねたところ
〈10代〉
スマホを持ったばかりだから 15歳女性
電話・メールで事足りるから 18歳男性
設定が面倒だから 15歳女性
〈20代〉
セキュリティが心配、情報漏洩が怖い 24歳女性
必要性を感じない 27歳男性
人に干渉されたくないから 29歳女性
「面倒臭い」「なんとなく」という声が最も多く挙がり、その他の理由としては、人に干渉されたくない、個人情報漏洩の懸念があるなど、意識的にやっていない人もいることが判明しました。
そして、以前はSNSを利用していたという人にやめた理由を尋ねたところ
逐一他の人が気になり一喜一憂してしまうから 29歳女性
嫌がらせがきたことがある 28歳女性
発言に気を使う 17歳女性
など、「SNS疲れ」を感じさせる意見が挙がりました。
連絡手段や写真、動画を共有する手段としてはもちろん
関心のある物事における情報収集など、様々な使い方ができるSNS。
便利で多くの人が利用する一方、どこまで情報を出すか、どのように付き合っていくか、各々が意識を持つことも大事だと言えそうです。
後記
以上、若年層のSNS利用状況に関する定点調査についてご紹介しました。
新たな機能を続々と追加し進化していく「LINE」。若年層への浸透率の高さに改めて驚かされました。もはや「連絡先交換しよう!」ではなく、「LINE交換しよう!」というコミュニケーションが一般化していることが伺えます。
そして、これまでのSNS利用調査では名前が挙がらなかった「Google+」の利用率が10代、20代ともに増えていることが判明したので、今後の普及率に注目したいと思います。
今後も定点調査を行うことで、若年層のSNS動向を追っていきたいと思います。
今回もアンケートにご協力頂いた皆さま、ありがとうございました。
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