若年層リサーチ結果を発信する「TesTee Lab」にて、10代・20代の男女1,375名(10代男女691名、20代男女684名)を対象に「キャッシュレス決済」に関する調査を実施しました。
支払い方法や利用したことのあるキャッシュレス決済手段、キャッシュレス決済の利用場所などキャッシュレス決済に関する調査結果を御覧ください!
この調査は過去にも行われています。
「キャッシュレス決済に関する調査(2023年版)」
「キャッシュレス決済に関する調査(2024年版)」
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ご興味のある方は是非ダウンロードしてみてください!
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また、本記事は10代・20代対象となっていますが、30代以上の調査データもダウンロードで閲覧出来るようになっております。
目次
支払い方法とキャッシュレス決済に関する基本調査
まず、支払い方法に関する調査を行いました。
直近1ヶ月以内に利用した支払い方法
10代〜20代の男女1,375人を対象に直近1ヶ月の支払い方法を聞いたところ、「現金とキャッシュレス決済の両方」と回答した人が最も多く、10代で46.3%、20代で52.3%となり、約半数の人が日常的に現金とキャッシュレス決済どちらも利用している様子が伺えました。
また、「(直近1ヶ月以内は)現金のみ」と回答した人を対象にキャッシュレス決済の利用経験の有無を聞いたところ、「キャッシュレス決済を利用したことがある」と回答した人は10代では63.7%、20代では53.4%と直近では現金しか利用していないものの半数以上の人が過去にキャッシュレス決済を利用したことがあることが分かりました。
前回の調査から変化が見られました。
▶前回の調査記事はこちらから閲覧できます◀
利用したことがあるキャッシュレス決済
次に、利用したことがあるキャッシュレス決済について調査したところ、10代・20代共に第1位は「PayPay」となり、次に10代は「交通電子マネー(Suica、PASMOなど)」、20代は「クレジットカード」と続き、年代で第1位以下に違いが見られました。
※第4位以下の詳しいランキングや「キャッシュレス決済を利用したことがない」と回答した人のキャッシュレス決済を使用しない理由などより詳細な調査データは無料でダウンロードすることができるので、是非そちらも併せてご覧ください!(※DL画面がエラーになってしまった場合も開いた別窓を閉じていただくとDLリンクが出現します※)
キャッシュレス決済に関する深堀り調査
キャッシュレス決済について深堀り調査を行いました。
キャッシュレス決済を利用する場所
キャッシュレス決済を利用している人を対象に、利用する場所について尋ねたところ、10代・20代ともに最も多かったのは「コンビニ」でした。次いで、10代では「100円均一ショップ」が2位となり、20代では「ドラッグストア」が2位にランクインしました。
この結果から、年代による差は大きくなく、「ドラッグストア」「100円均一ショップ」「総合スーパー」が共通してキャッシュレス決済の利用率が高いことが分かります。
また、「コンビニ」や「ドラッグストア」はキャッシュレス決済の導入が早かったこともあり、利用者が多い傾向にあると考えられます。
「キャッシュレス決済」普及して欲しい?
【「キャッシュレス決済」さらに普及して欲しい?】
<10代>
普及してほしい 72.7%
<20代>
普及してほしい 67.5%
※「普及してほしい」「やや普及してほしい」選択者
そして、キャッシュレス決済がこれから更に普及してほしいかどうかを聞いたところ、「普及してほしい」と回答した人は10代で72.7%、20代で67.5%でした。20代よりも10代の方がキャッシュレス決済の普及を望んでいるという結果となりました。
このことから、年代が低い方がキャッシュレス決済に好意的である様子が伺えます。
キャッシュレス決済利用への不安の有無
【キャッシュレス決済利用に不安は?】
<10代>
不安がある 40.1%
<20代>
不安がある 32.8%
更に、キャッシュレス決済の利用について不安があるかどうかについて尋ねたところ、「不安がある」と回答した人は10代で4割、20代で3割となりました。前回の調査よりも若干のスコア減少が見られ、普及率が上がるとともに日常的にキャッシュレス決済を利用する機会も増えたことで不安を抱く人が少しずつ減少しているのかもしれません。
「不安がある」と回答した人にどのような不安があるのかを自由回答にて聞いてみました。
サーバーエラーなどにより万が一支払いができなくなることへの不安(14歳 男性)
物質として所持している訳ではないので、資産を持っている感覚が薄いことと、現金や貴重品などの他の財産よりも、信用問題に懸念があるから。(15歳 男性)
現金と違い使った感じがあまりせず、沢山使いそうで怖いし不安である(16歳 男性)
人口密集している場所や駅地下など、電波が弱くなるところだとアプリの読み込み速度が遅くなることがあって不安(25歳 男性)
落としてしまった時に悪用されるかもしれないから(14歳 女性)
機材トラブルやスマホの故障などがあった時に使えない(16歳 女性)
詐欺も増えているのでアカウントが悪用されないか不安(29歳 女性)
今回の調査でも「不正利用」や「個人情報の漏洩」などのセキュリティ面への不安が多く挙げられた一方で、「通信障害や機器のトラブルで決済できなくなる」「使いすぎてしまいそうで怖い」といった利用環境や金銭管理に関する不安の声も目立ちました。特に、「電波が弱い場所ではアプリがうまく読み込めない」「落とした際の悪用が心配」といった具体的な懸念もあり、キャッシュレス決済だけに依存せず、少額でも現金を持ち歩く必要があると考える人も少なくないことがわかりました。
年々普及率が上がっている中で、まだ課題も多い様子がうかがえます。このような不安が解消され、安全性や利便性がさらに向上すれば、今後キャッシュレス決済を積極的に利用する人や、利用を前向きに検討する人が増えていくのかもしれません。
キャッシュレス決済に関する調査 2025年版 あとがき
以上、「キャッシュレス決済に関する調査【2025年版】」の結果をご紹介しました。
下部の集計データダウンロードより、記事中データ以外にも「キャッシュレス決済を利用したことがない人の今後の利用意欲」や「キャッシュレス決済を利用する理由」など様々な調査結果がご覧いただけるので、興味がある方は是非ダウンロードしてみてください!
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調査データダウンロード
調査データ詳細
■調査期間:2025年1月14日(火)〜 2025年1月21日(火)
■調査項目
<全体情報>
直近1ヶ月以内に利用した支払い方法/「現金のみ」選択者のキャッシュレス決済利用経験/キャッシュレス決済利用未経験選択者の今後の利用意欲/利用したことがあるキャッシュレス決済手段/最も利用しているキャッシュレス決済手段/キャッシュレス決済利用理由/キャッシュレス決済利用場所/普及希望度/普及希望理由/キャッシュレス決済への不安/「不安」選択者のその理由
*調査結果から、本調査内容を転載・ご利用いただく場合は、弊社サービスのクレジット
「TesTee(テスティー)調べ:https://www.testee.co」の表記をお願いします。