若年層リサーチ結果を発信する「TesTee Lab」にて、15歳〜22歳(高校生・大学生/専門学生/短大生)の男性820名(高校生男性418名、大学生男性402名)を対象に「メンズメイクの利用状況」に関する調査を実施し、そのうち現在もメンズメイクを利用している男性231名(高校生男性100名、大学生男性131名)に対し「メンズメイクの利用実態」に関する調査を実施しました。
メンズメイクの実態や、メンズコスメ利用率などに関する調査結果を御覧ください!
こちらの関連調査は過去にも行われています。
「スキンケア・メンズコスメに関する調査【2021年/10代・20代対象】」
「スキンケア・メンズコスメに関する調査【2022年版】」
「スキンケア・メンズコスメに関する調査【2023年版】」
「スキンケア・メンズコスメに関する調査【2024年版】」
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目次
Z世代男子のメイク実態に関する基本調査
まずは、現在/過去のメイク利用状況について調査を行いました。
メイクの利用状況

15歳〜22歳の男性820名を対象にメイクの利用状況(カバーメイクや一部カバーメイク含む)を聞いたところ、高校生は23.9%、大学生は32.8%と2割〜3割程度の人が「現在メイクしている」と回答しました。
また、高校生と大学生では8.9ptのスコア差があり、Z世代の中でも年齢が上がるにつれ、よりメイクの利用率が高いことがわかりました。
メイクを始めた理由
続いて、現在メイクをしている人を対象にメイクを始めた理由について尋ねたところ、高校生・大学生共に第1位は「クマやニキビなどの肌悩みを隠したかったから」となりました。
また、「清潔感を出したかった」と回答した人も大学生では1位タイ、高校生では3位タイとなりました。
「自分に自信を持ちたかった」や「気分を上げたかった」も上位に入っていることから、全体の傾向として肌悩みを隠す等の機能的なメリットだけでなく、心理的なメリットを期待して始める人も多いようです。
また、高校生・大学生で最もポイント差がみられたのが「流行っていると感じたから」で8.7pt差となりました。
そのため、高校生よりも、大学生の方がより流行に動向が左右されやすいように見受けられました。
メイクをするタイミング
続いて、メイクをするタイミングについて調査を行いました。
【あなたがメイクをするのはどんなタイミングですか?】
1位「友人と遊ぶとき」
— 高校生:39.0% 、大学生:47.3%2位「学校に行くとき」
— 高校生:33.0% 、大学生:42.0%3位「デートや合コンのとき」
— 高校生:28.0% 、大学生:35.1%
第1位は高校生・大学生共に「友人と遊ぶとき」となり、次点で「学校に行くとき」となりました。
全体として「デートや合コンのとき」や「イベントやライブ参加のとき」などの特別感のあるシーンより、日常的に関係のある人物と直接顔を合わせるシーンの方がメイクをすることが多いようです。
また、他のシーンと比較して「アルバイトや仕事に行くとき」は高校生:12.0%・大学生:24.4%、「就活や面接のとき」は高校生:7.0%・大学生:22.1%と、密接な関係ではない人と接するシーンではメイクをする人は少なくなりました。
そのため、「肌悩みをカバーしたい」というメイクの理由を踏まえると、Z世代は学校や友人などの親しい人がいる身近なコミュニティでの見られ方・印象を最も気にしており、メイクはその印象アップやカバーをするための手段の一つであるということがいえそうです。
メイクの情報・購入実態に関する調査
次に、メイクの情報・購入実態に関する調査を行いました。
メイクに関する情報の収集源
現在メイクをしている人にメイクの情報を得ている情報源について伺ったところ、高校生・大学生共に「YouTube」が最も多い結果となりました。
他にも「Instagram」や「X(旧:Twitter)」が上位となっており、SNSから情報収集をしている人が多いように見受けられます。
反対に「店頭スタッフから」は高校生:9.0%・大学生:9.2%、「店頭のポップや広告」は高校生:12.0%・大学生:19.1%となり、SNSと比較すると低い数値となりました。
そのため、Z世代は事前にSNSで情報収集を行なっており、店舗のスタッフやポップなど、その場で情報収集をしている人は少ないと考えられます。
また、高校生は「友人・知人から」の割合も高く、大学生と比較して7.0ptの差がみられました。
高校生は大学生と比べ生活圏が狭くなりがちであるため、日常的に友達と一緒にいる時間が長く「友人・知人から」が占める割合が大きくなっていることが考えられます。
メイクアイテムの購入場所
次に、どんな場所・媒体でメイクアイテムを購入しているかを聴取しました。
高校生・大学生共に最も多かったのは「ドラッグストア」となり、第2位は「オンラインストア(Amazon、Qoo10など)」となりました。
若年層はコスメにかけられる金額が限られている場合が多く、比較的手頃な「プチプラ」アイテムが揃うドラッグストアで購入する人が多くなっていると考えられます。
また、実店舗(「ドラッグストア」や「バラエティショップ」)の回答も多かったことから、コスメの情報源に関する調査結果を踏まえると、コスメを購入するまでのフローとして「SNSで情報を集め、実店舗 or オンライン で購入」の流れがZ世代では主流と言えそうです。
メイクアイテム購入時のハードル
次に、メイクアイテムの購入時にハードルや不安に感じるのはどんなポイントなのか聴取しました。
【あなたがメイクアイテムを購入する際に、ハードルや不安に感じることは何ですか?】
1位「自分に合っているかわからない」
— 高校生:36.0% 、大学生:42.0%2位
「価格が高い」— 高校生:34.0%
「色選びが難しい」— 大学生:34.0%3位「種類が多すぎて選べない」
— 高校生:32.0% 、大学生:29.0%
メイクアイテムの購入時にハードルや不安に感じているポイントで最も多かったのは、高校生・大学生共に「自分に合っているかわからない」となりました。
また、大学生に関しては、2位が「色選びが難しい」、3位が「種類が多すぎて選べない」となっていることから、年齢を問わず、数あるアイテムの中で最適なものを判別することに悩みを持っている人が多いように見受けられました。
なお、高校生については大学生とは異なり、2位に「価格が高い」がランクインしました。
このように、安価なアイテムが揃うドラッグストアでの購入機会が大学生より多いことからも、より高校生がメイクアイテムの価格面を大きなハードルとして感じていることが推察できます。
メイクにおける重視ポイント
さらに、メンズメイクにおいて重要視しているポイントについて調査したところ、「肌に優しいこと」の回答が高校生では1位、大学生では3位となりました。
また、大学生の1位・高校生の3位は「崩れにくさ・持続力」となっており、
崩れることなく肌悩みをカバーし続けられることも大学生・高校生共に重要視されているポイントであることが伺えます。

メイクを始めた理由として「クマやニキビなどの肌悩みを隠したかったから」の回答が最も多かったことを踏まえると、肌悩みにつながるものを避けることがZ世代にとって重要ポイントでありそうです。
また、メイクアイテム購入場所に関する項目で「メルカリなどのフリマアプリ」が高校生:6.0%・大学生:11.5%と、他回答と比較して低い結果となったことも、「肌に優しいこと」が最も重視されていることと関連している可能性が考えられます。
「メルカリなどのフリマアプリ」はより安価でアイテムを購入できるメリットがあり、価格を気にする高校生にとっては有用な購入元だと思われがちですが、使用済み品や出品元が不明な商品も一定数存在しているため、重視されている「肌に優しい」ことに対するリスクを懸念して利用割合が低くなっていると推察できます。
メンズメイクに関する調査【2025年版】あとがき
以上「メンズメイク」に関する調査結果をご紹介しました。
下部の集計データダウンロードより、
・メイクを始めたタイミング
・普段使用しているメイクアイテム
など記事中データ以外の調査結果もご覧いただけます。
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調査データ ダウンロード
調査データ 詳細
■調査期間:2025年8月26日(火)〜 2025年8月30日(土)
■調査項目
<全体情報>年齢/ステータス/メイク経験有無/メイクを始めた時期/メイクを始めた理由/メイクをするタイミング/メイクアイテムを購入する頻度/一回あたりのメイクアイテム購入時の金額/普段使用しているメイクアイテム/アイテムごとの満足度/メイクに関する情報源/メイクアイテムの購入場所/メイクアイテム購入時のハードル/メイクで重視するポイント
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