若年層リサーチ結果を発信する「TesTee Lab」では、今までは調査記事を中心に記事を公開してきましたが、その中でリサーチについてのご質問を数多く寄せられてきました。
今回は、ネットリサーチ実施を検討されている方やネットリサーチにご興味がある方に向けて、ネットリサーチの方法をご紹介します。
リサーチを行う前にすべきこと
リサーチを行う際に最も重要なのは調査をする目的を考えることです。
リサーチとは課題を解決する絶対的な手段ではなく、課題を見つけることや課題解決の方法を補助を実現するものです。
リサーチの主目的としては
・課題の発見
・仮説の検証
の2つがあります。
課題の発見とは「改善点や変更点の洗い出し」を、仮説の検証とは「課題の改善アプローチの整合性の確認」とも言えます。
まずは、調査の目的を明確化しましょう。
例:リサーチを実施して、ユーザー増加とSNS広告の相性を知りたい
リサーチ目的に沿った調査設計
リサーチの目的を達成するための調査設計を考えていきます。
調査設計を考えるにあたり、
・市場分析(市場規模や需要など)
・ターゲット分析(ターゲットの属性情報や行動情報など)
・ポジショニング分析(自社サービスの特長、他社比較など)
の3つのアプローチ方法が基本となります。
課題の発見、仮説の検証どちらを目的としていても、調査したい内容が市場規模なのか、ターゲット属性なのか、自社の立ち位置なのかを判断する必要があります。
例:ターゲット分析からターゲットが最も長時間利用しているSNSを見つけたい。
目的に沿ってリサーチを実施する
最後にリサーチ方法を考えます。調査方法としては
・定量調査
・定性調査
の2つの方法があります。
定量調査
定量調査とは、人数や割合といった数値で表される定量データを集計・分析する方法で、「アンケート」が代表的な調査手法です。
定性調査
定性調査とは、数量や割合では表現できない定性データを収集し読み解くことで課題解決へのヒントを得る方法であり、「グループインタビュー」や「ユーザーインタビュー」が代表的です。
これら調査手法をしっかりと理解することで、リサーチを効果的に実施できます。
あとがき
以上、ネットリサーチの方法【基本編】をご紹介しました。
もちろんサポートについては、各リサーチ会社も十分ではありますが、調査をするにあたり自身の中で目的を明確化することが、リサーチ成功への鍵だと言えます。
リサーチをご検討されている方は、是非お問い合わせ下さい!