若年層リサーチ結果を発信する「TesTee Lab」にて、10代・20代の男女1,263名(10代男性313名、10代女性312名、20代男性317名、20代女性321名)を対象に電子マネー(キャッシュレス決済)に関する調査を実施しました。
支払い方法や電子マネーの所持率、利用されている電子マネーの種類など電子マネーに関する調査結果を御覧ください!
※この調査は2016年から定点調査を行っています。
「電子マネーに関する調査」(2016年版)(2017年版)(2018年版)(2019年版)(2020年版)
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ご興味のある方は是非ダウンロードしてみてください!
また、本記事は10代・20代対象となっていますが、30代以上の調査データもダウンロードで閲覧出来るようになっております。
目次
支払い方法と電子マネーに関する基本調査
まず、支払い方法に関する調査を行いました。
10代・20代の支払い方法
10代〜20代の男女1,263人を対象に支払い方法を聞いたところ、10代・20代共に「現金」と回答した人が多く、10代の第2〜3位は「電子マネー」「キャリア決済」、20代の第2〜3位は「クレジットカード」「電子マネー」と続き、前回の調査同様に年代別で第1位以下の回答に差があるという結果になりました。
【前回の調査との変化(現金/電子マネー)】
<現金>
10代 2020年:90.5% → 2021年:89.0%(1.5pt減)
20代 2020年:84.8% → 2021年:79.3%(5.5pt減)<電子マネー(キャッシュレス決済)>
10代 2020年:42.2% → 2021年:47.7%(5.5pt増)
20代 2020年:47.5% → 2021年:51.9%(4.4pt増)
前回の調査から「現金」と「電子マネー」の利用率を比較したところ、2019年の調査から引き続き現金の利用率は減少傾向にあり、電子マネーの利用率は増加傾向にあることが分かりました。また、電子マネーの利用率では20代よりも10代のほうが増加している様子が伺えます。
電子マネーの所持率
次に、電子マネーの所持率について調査しました。
【電子マネー所持率】
<10代>
所持している 65.3%
所持しているが利用していない 13.2%
所持していない 21.5%<20代>
所持している 65.9%
所持しているが利用していない 14.6%
所持していない 19.5%
電子マネーを所持しているかどうかを尋ねたところ、「所持している」と回答した人は10代では65.3%、20代では65.9%と20代の方が所持率が高いことが分かりました。
【前回の調査との変化】
<電子マネー>
10代 2020年:75.0% → 2021年:78.5%(3.5pt増)
20代 2020年:79.9% → 2021年:80.5%(0.6pt増)※「所持していて利用している」「所持しているが利用していない」選択者
そして、所持率も前回の調査と比較したところ、10代で3.5pt、20代で0.6ptのスコア増加が見られ、年々電子マネーの所持率が上がっている様子が分かります。
※「電子マネーを所持していない」と回答した人になぜ電子マネーを所持しないのか、その理由を聞いてみました。より詳細な調査データは無料でダウンロードすることができるので、是非そちらも併せてご覧ください!
電子マネーに関する深堀り調査
電子マネーについて深堀り調査を行いました。
所持している電子マネー
まず、電子マネーを利用している・所持していると回答した人を対象に、所持している電子マネーを聞いたところ、10代の第1位は「交通系ICカード」と前回の調査から変化はみられなかったものの、20代の第1位は「PayPay」と前回の調査から順位の変化が見られました。
また、一番利用している電子マネーを調査したところ、所持している電子マネーと比例して10代は「交通系ICカード」、20代は「PayPay」という結果になりました。
「電子マネー」普及して欲しい?
【「電子マネー」さらに普及して欲しい?】
<10代>
普及してほしい 68.3%
<20代>
普及してほしい 62.1%
※「普及してほしい」「やや普及してほしい」選択者
そして、電子マネーがこれから更に普及してほしいかどうかを尋ねてみました。「普及してほしい」と回答した人は10代で68.3%、20代で62.1%と半数以上の人が電子マネーの普及を望んでいるという結果となりました。
このことから、若年層は電子マネーについて好意的である様子が伺えます。
電子マネー利用に不安がある人は4割
【電子マネー利用に不安は?】
<10代>
不安がある 41.0%
<20代>
不安がある 34.1%
更に、電子マネー利用について不安があるかどうかについて尋ねました。「不安がある」と回答した人は10代では41.0%、20代では34.1%と10代の方が電子マネーの利用に不安がある様子が伺えます。
「不安がある」と回答した人にどのような不安があるのかを自由回答にて聞いてみました。
電子マネーを利用できないお店がある(14歳 男性)
個人情報の漏洩 不正利用(17歳 女性)
お金を使っているの実感がわかないため 際限なく使いそうになる(28歳 男性)
形としてないものなので突如なくなるかもしれないとおもうと怖い (24歳 女性)
不正利用や乗っ取りに不安を感じといる声が最も多く、また、お金を使っているという実感が薄く使いすぎてしまうという意見は前回の調査でとくに多い意見でしたが、今回の調査でも多い様子が伺えました。
徐々に電子マネーを利用する人が増えている一方で、不安を感じている人は思うように減らない様子が伺えました。
不安だと思う部分を改善できればもっと電子マネーが普及するのかもしれません。
あとがき
以上、電子マネーに関する調査結果をご紹介しました。
調査データダウンロード
調査データ詳細
■調査期間:2021年8月10日(火)〜 2021年8月11日(水)
■調査項目
<全体情報>
直近1ヶ月以内に利用した支払い方法/電子マネー利用・所持率/電子マネー普及希望度/電子マネーへの不安
<電子マネー所持者情報>
電子マネー所持種類/電子マネー利用種類/直近電子マネー発行率/電子マネー発行契機/電子マネー利用場所/電子マネーアプリ利用率
<電子マネー非利用者情報>
電子マネー利用しない理由
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「TesTee(テスティー)調べ:https://www.testee.co」の表記をお願いします。