暑い夏も終わりが近づき、いよいよ秋。衣替えのシーズンですね。
そんな季節の変わり目となる今回はスクリーンショット解析調査第7弾として約8ヶ月ぶりに「ホーム画面」の調査を実施しました!
前回調査と比べて何か変化はあるのでしょうか!?
10代〜40代のiPhoneユーザー1,177名(10代:355名、20代:367名、30代:268名、40代:187名)を対象にホーム画面について調査しました!
(注釈:本調査では、デフォルトアプリは調査対象から除いています。)
目次
全体アプリランキング
まず、ホーム画面トップに設置されているアプリについて分析・調査しました。
その結果、前回の調査(ホーム画面には何がある?スクリーンショット調査【第1弾】)と同様に、圧倒的な差をつけ「LINE」が1位となりました。
2位以降は「Twitter」23.7%、「Instagram」12.9%と続き、SNSアプリがの代表格がホーム画面設置率トップ3を占め、SNSの普及率の高さが伺える結果となりました。
では、ここからはジャンル別での順位を見ていきます。
SNSアプリランキング
(※「SNOW」は「カメラ・写真アプリ」にカテゴライズしたためSNSアプリからは除きました。)
全体アプリランキングで1位だった「LINE」がSNSアプリランキングでも1位となりました。
全年代で60%以上の人がホーム画面上にLINEアプリを設置している点から、老若男女問わず幅広い性年代においてLINEが普及していることがわかります。
2位は「Twitter」で23.7%、3位は「Instagram」で12.9%と続き、年代別で見ると「Twitter」は10代、20代のホーム画面設置率が高く、「Instagram」は10代の設置率が高いとともに、僅差ながらも20代よりも30代の方がホーム画面に「Instagram」アプリを設置している人が多いことが判明しました。
また、4位の「Facebook」、5位の「Messenger」は30代のホーム画面設置率が最も高く、逆に10代はほとんど設置しておらず1%程度にとどまる結果となりました。
「Twitter」「Instagram」は趣味・プライベート用として、「Facebook」や「Messenger」はビジネス用として利用をされていることがこの結果の背景になっていると予想されます。
ツールアプリランキング
ツールアプリの1位は「Google」で11.1%、2位は「Yahoo!JAPAN」で9.9%となり、2トップはブラウザアプリとなりました。
また、ツールアプリは年代が上がるにつれ設置率が上がる結果となりました。この結果から、ツールアプリはビジネスシーンで利用されることが多いと考えられます。
SNSアプリランキングにおいて「Facebook」と「Messenger」が同様の年代分布を見せていたことを考えると、「Facebook」と「Messenger」はいまやSNSというよりもツールアプリとして利用されているのかもしれません。
娯楽アプリ(非ゲーム)ランキング
娯楽アプリ(非ゲーム)の1位は「YouTube」で12.5%となり、10代〜30代においては10%以上の人がホーム画面に設置していることがわかりました。
次いで「AbemaTV」が4.2%で2位となりました。「AbemaTV」のホーム画面設置率を年代別で見ると、10代、20代よりも30代、40代の方が高いという結果が出ています。
「AbemaTV」は従来のTV番組に近いコンテンツを提供しているという点が、”テレビ慣れ”をしている世代に支持されているのかもしれません。
動画系アプリが1位、2位と並びましたが、3位に「LINEMUSIC」、5位には「LINEマンガ」と「LINE」関連アプリも上位にランクイン。これらは10代、20代においてホーム画面設置率が高くなりました。
ゲームアプリランキング
ゲームアプリの順位は前回調査とほとんど変わらず「PokemonGO」が3.7%で1位という結果となり、20代〜40代ではゲームアプリの中でも最もホーム画面設置率が高いことがわかりました。
2位は「ツムツム」で3.2%となり、中でも10代のホーム画面設置率が高くなっています。
さらに「パズル&ドラゴンズ」が1.3%で3位、「モンスターストライク」が0.7%で4位と続き、どちらも「ツムツム」同様に10代のホーム画面設置率が高い結果ととなりました。
ショッピングアプリランキング
ショッピングアプリの1位は6.4%で「メルカリ」となり、20代、30代のホーム画面設置率が高いということがわかりました。
次いで、「Amazon」が4.8%、「楽天市場」が3.4%となりました。
どのアプリにおいても30代のホーム画面設置率が高い傾向にあることから、30代がショッピングアプリのボリュームゾーンと言えるかもしれません。
カメラ・写真アプリランキング
カメラ・写真アプリの1位は5.0%で「SNOW」となり、2位は2.6%で「B612」が続く結果となりました。
カメラ・写真アプリは写真をシェアする「Twitter」や「Instagram」と密に関わるアプリということもあり、SNSアプリのホーム画面設置率と同様にカメラ・写真アプリは10代のホーム画面設置率が高いことがわかりました。
また、フード用カメラアプリの「Foodie」が1.1%で3位となりました。
ホーム画面上のフォルダ数
最後に、ホーム画面上に設置されたフォルダについて解析し、フォルダ全体、SNSフォルダ、写真・加工系フォルダ、ショッピング系フォルダに注目し調査を行いました。
ホーム画面上のフォルダの中で、10代は写真加工系アプリをまとめたフォルダが多く見られ、20代、30代はSNSフォルダ、40代ではショッピング系をまとめたフォルダが多く見られ、各年代における利用頻度が高い、または利用しているアプリの種類が多いジャンルが読み取れる結果となりました。
なお、ホーム画面上に設置されているフォルダ数は一人あたり約1.3個ということも判明しました。
後記
以上、ホーム画面のスクリーンショット調査についてご紹介しました。
ホーム画面上のアプリの定点調査は引き続き行っていきます!
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