若年層リサーチ結果を発信する「TesTee Lab」にて、中高生・大学生の男女1,076名(中高生男子287名、中高生女子305名、大学生男子231名、大学生女子253名)を対象に「YouTuber」に関する調査を実施しました。
「YouTube」の視聴頻度や「YouTuber」へのイメージ、消費行動などに関する調査結果を御覧ください!
最新版が公開されています。「YouTuberに関する調査【10〜20代対象/2020年版】」
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目次
YouTuberに関する調査【中高生・大学生対象】
中高生・大学生のYouTube視聴頻度
【「YouTubeで動画を毎日視聴する」と回答した人】
<中高生>
男子 76.7%
女子 58.4%<大学生>
男子 68.5%
女子 54.5%
10〜20代男女1,076名を対象に、日常的に動画を視聴するかどうか調査したところ、「視聴する」と回答した人は中高生男子で99.1%、中高生女子で98.3%、大学生男子で95.3%、大学生女子で97.4%となりました。
また、日常的に動画を「視聴する」と回答した人を対象に、動画を視聴するメディアを尋ねたところ、性年代問わず「YouTube」と回答した人が最も多く、9割以上という結果になりました。
さらに、YouTubeの利用者を対象にYouTubeの視聴頻度を調査したところ、「毎日」と回答した人は中高生は男性で76.7%、女性で58.4%、大学生は男性で68.5%、女性で54.5%となり、女性に比べ男性の方が視聴頻度が高く、さらに年齢層が下がれば下がるほど視聴頻度が高くなる様子が伺えました。
動画視聴するタイミング
続いて、YouTubeで動画を視聴すると回答した人を対象に、YouTubeで動画を視聴するタイミングを聞いたところ、男女ともに第1位は「休憩中」、第2位は「就寝前」という結果になりました。
身体を休めリラックスしながら動画視聴する人が多いと言えそうです。
また、「視聴しない」と回答した人にその理由を聞いたところ、
・そんな時間がないから(15歳 中高生男子)
・動画にハマって抜け出せなくなるから(21歳 大学生女子)
と、時間や興味がないという意見や、あえて動画を見ないようにしているという声が挙がりました。
視聴している動画ジャンル
続いて、YouTubeで視聴する動画ジャンルを尋ねると、年代を問わず男性では「ゲーム実況」が55.5%、女性では「美容・ファッション」が46.7%で第1位となりました。
動画視聴理由
【その動画を視聴している理由】
<男性>
面白いから 82.3%
興味があるから 41.8%
暇潰しをしたいから 32.1%
<女性>
面白いから 76.0%
興味があるから 43.5%
参考にしたいから 25.3%
次に、YouTubeでその動画を視聴する理由を聞いたところ、性年代問わず「面白い」と答した人が最も多く、男性では82.3%、女性では76.0%となりました。
また、「その動画を出しているYouTuberが好きだから」と回答した人も全体で25.0%となったことから、動画の内容だけではなく投稿者自体に魅力を感じている人も多いと言えそうです。
YouTuberにもっているイメージ
続いて、若年層の持つYouTuberへのイメージを調査しました。
「面白い」や「稼いでいそう」という意見が多く見られる中、以下のような意見も寄せられました。
【YouTuberに持っているイメージ・他意見】
・自分の好きなことをして楽しく生きている!! だけどそのことへの努力は欠かさないって感じの良いイメージ!(16歳 中高生女子)
・楽して金稼いでるイメージ。 ユーチューバーは動画編集で睡眠時間削ってそれ毎日やってるのはすごい(20歳 大学生男子)
・楽してると思われがちだけど、しっかり信念を持ってやっている人もいる、おもしろい(16歳 中高生女子)
YouTuberを楽しそうと感じる一方で、動画を作成する際の企画や編集等の作業を大変そうと感じている声や、その努力を評価している意見などが挙がりました。
YouTuberが与える視聴者の消費行動への影響力
次に、実際に若年層がYouTuberからどれほど影響を受けているのかを調査しました。
YouTuberから影響を受け視聴者がおこした消費行動
YouTubeに関係する消費行動を実行したことがあるかどうか尋ねたところ、「実行したことがある」と回答した人は中高生男子で69.8%、中高生女子で62.9%、大学生男子で59.0%、大学生女子で54.5%となりました。女性よりも男性、さらに年齢が低ければ低いほど、より消費行動を積極的に実行している様子が伺えました。
続いて、「実行したことがある」と回答した人を対象に、実行したことのある消費行動を聞いたところ、男性では「動画で紹介されたゲーム・アプリ等のサービス開始」と回答した人が最も多く、中高生で41.6%、大学生で28.0%となり、女性では「動画で紹介されていた商品を購入」と回答した人が最も多く、中高生で41.2%、大学生で34.0%となりました。
上記の「視聴している動画ジャンル」で男性が「ゲーム実況」、女性が「美容・ファッション」と回答した人が最も多かったことから、よく見る動画から影響を受けて消費行動に移る人が多いと言えそうです。
さらに、実行したことがないと回答した人を対象に、実行しない理由を聞いたところ、
・面倒くさいから そこまで興味が無い(14歳 中高生女子)
・商品の購入等はお金がかかるから嫌だ。お店が紹介されていても実際に足を運ぶのは面倒くさい(21歳 大学生男子)
・興味は持つが、実行しようとは思わないから(22歳 大学生女子)
と、ある程度興味は持つが実際に行動に移すほどではないという意見や、お金をかけてまで実行したいとは思わないという意見が多く見られました。
YouTube関係にお金を使った経験
【YouTuber関係のものにお金を使った経験】
<中高生>
経験がある 14.9%
<大学生>
経験がある 13.5%
次に、YouTube関連のものにお金を使った経験があるかどうか聞いたところ、「経験がある」と回答した人は中高生で14.9%、大学生で13.5%となりました。
【YouTube関連のものに使った金額】
<男性>
1,000円未満 35.0%
1,000〜3,000円未満 30.0%
3,000〜7,000円未満 21.7%
7,000円以上 13.3%<女性>
1,000円未満 25.9%
1,000〜3,000円未満 41.4%
3,000〜7,000円未満 24.1%
7,000円以上 8.6%
続いて「経験がある」と回答した人を対象に、これまでにYouTube関連に使った金額を聞いたところ、男性では「1,000円未満」、女性では「1,000〜3,000円未満」と回答した人が最も多くなりました。
また、性年代別に使用額の平均を出したところ、男子中高生は1,774円、女子中高生は1,718円、男子大学生は1,897円、女子大学生は2,115円となりました。
さらに、YouTube関連に使用したお金の使い道を聞いたところ、
・ゲーム実況者のTシャツなどのグッズ購入 YouTuberが出演するイベントへの参加(18歳 中高生男子)
・ねおちゃんのサンキューマートコラボグッズ(15歳 中高生女子)
・コラボカフェとユーフェスミュージアムに使った(18歳 大学生女子)
など、YouTuberとコラボしたグッズやイベントに使用したという意見が多く見られました。
また、その他には「スーパーチャット」というYouTuberと交流しやすくなるシステムのためにお金を使用したという声も挙がりました。
「YouTuber」に関する調査 あとがき
以上、YouTuberに関する調査結果をご紹介しました。
下部の集計データダウンロードより、記事中データ以外にも「好きなYouTuber」、「これから流行りそうなYouTuber」、「YouTube メンバーシップ制度について」や記事中の詳しい回答結果をご覧いただけますので、興味がある方は是非ダウンロードしてみてください!
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「TesTee(テスティー)調べ:https://www.testee.co」の表記をお願いします。
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調査データ 詳細
■調査期間:2019年9月2日(月)〜2019年9月3日(火)
■調査項目
<全体情報>
視聴頻度/動画視聴のタイミング/視聴している動画ジャンル/動画視聴理由/YouTuberに持っているイメージ/視聴者の消費行動への影響力/YouTube関係でお金を使った経験/YouTube関連の何にお金を使用したのか
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