若年層リサーチ結果を発信する「TesTee Lab」では、今までは調査記事を中心に記事を公開してきましたが、その中でリサーチについてのご質問を数多く寄せられてきました。
今回は、ネットリサーチ実施を検討されている方やネットリサーチにご興味がある方に向けて、ネットリサーチ選びの方法をご紹介します。
「安い」だけでリサーチを依頼する会社を決めるのは危険?
インターネットリサーチを依頼する企業を選ぶとき、価格だけで選んではいませんか?
もちろん会社選びにおいて、価格は確かに重要な要素であり、わかりやすい判断基準です。
しかし、価格だけで判断することは正解とは言えません。
どのような点が判断材料となるか、以下でご紹介します。
リサーチ会社選びで重要な4要素
回収数
まず1つ目が回収数です。調査の実施可否が回収数によって決まります。
ここでいう回収数とは一定の期間での回収できる回答数を表しています。また、会員数の多さが、必ずしも回収数の多さに紐付かないという点にも注意が必要です。(もちろん、会員数が多ければ回収数も多い傾向にあります。)
特に10代や学生などの若年層は、一般的に回収数が集まりにくいので、若年層への調査を検討している際は気を付けましょう。
パネル品質
次に確認すべき要素がパネル品質です。
回答結果の信頼性はもちろんですが、パネル品質が大きく影響を与えるものが自由回答形式です。
自由回答では、新たな課題の発見、仮説の発見につながるヒントも多くあり、これらの質や量が調査結果のアウトプットを大きく変えることがあります。
定性的な意見を多く収集したい、課題を発見したい、といった調査の際は、パネル品質の確認は必要不可欠でしょう。
調査の柔軟さ
3つ目は、「調査したい内容をどれくらい実現できるか」、「調査したい目的に対してどのようにアプローチするか」という調査の柔軟さです。
大きく分けて、
・調査設計のサポート
・回収画面のUI
が調査の柔軟さを判断する材料です。
調査設計についてはサポート体制を、調査方法に関しては回収画面やアウトプット例を参考にすることで推測できます。
価格
最後に、価格です。価格だけで決めるのは危険ですが、価格ももちろん重要な判断材料です。
そもそもの費用が、想定と大きくずれている場合は実施することは難しくなりますよね。
費用に関しては予算に応じて調整可能な会社も多く、まずはお話を聞いてみることが良いでしょう。
どのように確認・比較を行うか
前述した4つの要素の確認方法ですが、実際に利用している人の話を聞くのが一番ですが、なかなか周りにいるものではありません。
まずは各社メニュー紹介ページを確認し、お問い合わせ、資料請求を行うのが良いでしょう。
また、メニュー紹介ページの「お客様の声」なども重要な判断材料となります。
あとがき
以上、ネットリサーチ会社選びの方法に関してご紹介しました。
これらを事前に調べておくことで、調査や結果のアウトプットの精度も変わってきます。
リサーチをご検討されている方は、是非お問い合わせ下さい!